Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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新聞の読み方・使い方 II 伊東  誠
選択  2単位
【自己啓発】 09-1-1500-0057-10

1. 授業の内容(Course Description)
 「新聞は就活の教科書」と語ったのは、現在、読売新聞社で働いている08年国際文化学科の卒業生。
 新聞を読むと次のような特典がついてくる。
  1 ニュースに強くなる。
  2 漢字や日本語を学べる。
  3 分かりやすい文章の書き方を知ることができる。
  4 国内と国際の経済情報が分かる。
  5 いろいろな業界や企業の動向を知ることができる。
  6 時事問題、常識問題に強くなる。
 実際に授業当日の新聞を購入または持参して授業中に隅から隅まで読んでみる。
 読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞、日本経済新聞、東京新聞を順次取り上げていく。
 海外の新聞を読む。メトロ、ニューヨークタイムズ、タイムズ(英)、ル・モンド、USA TODAY、ウォールストリートジャーナル、モンコティディアン(仏こども新聞)、新聞に親しみ活用することで情報に強くなれる。当日の新聞から時事問題を出題。
 解答を発表して自己採点。新聞の記事からテーマを出しB5一枚のレポートをまとめる。
 レポートは添削後に返却。社会情勢を理解して自分の意見を持つことが大事。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 インターネットの活用でニュースは瞬時に世界を駆け巡る。世界各国の代表的な新聞を手にとって見ることで世界の新聞事情を知ることができる。図書館の新聞を活用して世界の新聞にも触れることを奨励。ジャーナリズムとしての新聞の役割を確認する。
 新聞の報道に対して自分の考え方を身につけ自分の意見を持てるように。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 普段の授業でのB5レポートで全体の60%の評価。期末テストで40%の評価。
 新聞の購入・持参のチェックと時事問題の成績、さらに出席点を加味して総合的に評価する。
 新聞を読むことで社会人として必要な社会的な常識を身につけることができているかどうか。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 『世論調査と政治 数字はどこまで信用できるのか』吉田貴文 講談社+α新書
 『新聞なんていらない? 記者たちの大学講義』朝日新聞社編 朝日新聞社
 『ジャーナリズム崩壊』上杉隆 幻冬舎新書
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 TA(ティーチングアシスタント)制度の導入。TAを4名指名。教員と学生がコミュニケーションをとり授業が円滑に進むようにお互いに協力し合い努力する。
 授業開始10分後には教室の後扉を施錠する。「遅延証明書」提示の場合は別。
 新聞を読む習慣を身につけて就職活動、キャリアデザインづくりに役立てよう。
 新聞を広げて読むために履修定員は150名まで。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 新聞の読み方・使い方のキックオフ  時事・常識問題  新聞経営論、日本の新聞の将来
【第2回】
 読売新聞を購入・持参  きょうの時事問題  フリーニュースペーパー「メトロ」を見る
【第3回】
 朝日新聞を購入・持参  きょうの時事問題  「ニューヨークタイムズ」を見る
【第4回】
 毎日新聞を購入・持参  きょうの時事問題  「タイムズ」(英)「ル・モンド」(仏)を見る
【第5回】
 産経新聞を購入・持参  きょうの時事問題  「USA TODAY」を見る
【第6回】
 日本経済新聞を購入・持参  きょうの時事問題  「ウォールストリートジャーナル」を見る
【第7回】
 東京新聞を購入・持参  きょうの時事問題  「モンコティディアン」(パリのこども新聞)
【第8回】
 各紙コラムコンテスト(読売、朝日、毎日、産経、日経、東京)
【第9回】
 読売新聞を購入・持参  きょうの時事問題  新聞社の事業、イベントとは?
【第10回】
 朝日新聞を購入・持参  きょうの時事問題  日本の新聞の歴史は?
【第11回】
 毎日新聞を購入・持参  きょうの時事問題  新聞の部数・ABCの部数の実態は?
【第12回】
 産経新聞を購入・持参  きょうの時事問題  日本だけの記者クラブ制度の是非?
【第13回】
 日本経済新聞を購入・持参  きょうの時事問題  経済紙・業界紙の世界
【第14回】
 東京新聞を購入・持参  きょうの時事問題  ブロック紙・県紙(地方紙)の実情
【第15回】
 新聞社の経営比較、メディアグループとしての生き残り策
 ※新聞の購入・持参は休刊日などの関係で変更になる場合もあり、要注意。