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授業の内容(Course Description) |
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この授業は「中国語概論」と言っても準中級レベルの授業です。一年ぐらい中国語授業を受講した学生、或は二年間受講したがより基礎をしっかり身に付けたいと考えている学生が対象です。
これまで学習してきた内容と、この授業で行う中級文法を纏め、総合的におさらいしながら、徐々にレベルアップしていきます。学習したものを繰り返し応用練習し、その場で消化していく授業方法で進めていきます。
具体的には、関連ビデオを見ながら、実際会話応答表現についてシミュレーション訓練します。映画のセリフや歌詞を通して中国人らしい表現と常用会話を自然に身に付ける学習です。
★この授業は外国語学部のオープン科目ですので、各学部の学生が受講できます。
★「国際コミュニケ−ションII−I 」の週一回授業と同じ教材を使う予定です。小人数で特に総合能力と購読能力をしっかり高めていきたい学生、大歓迎です。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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語彙を増やしながら、会話文でのコミュニケ−ション能力を高め、中国人らしい表現力を身に付けていきます。また同時に、長文における翻訳のコツと解読力をマスターしていくことを目指します。
中国語検定試験模擬の練習を授業の一環として数回程度行ないます。前期終了時点で4級、後期終了時点では3級の取得を目標とします。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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授業の出席率を重要視します。出席+積極的な態度+宿題+小テスト(40%)&期末試験(60%)の配分で評価します。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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『中文JUMP』 金星堂 出版社 人見 豊 他編
補充教材とプリントを配布
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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語学は楽しみながら勉強する姿勢が大切で、それが上達への早道です。言語習得には練習を繰り返し行なうことが肝心で、授業以外にもテキストに備えられたCDを繰り返し聞くように心掛けましょう。また、授業中には必ずノートを取るなど、積極的に授業に取り組む姿勢が大切です。
下記の授業計画は目安であり、皆さんの達成度にあわせて調整していきます。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】
ガイダンス(授業の進め方)
(1)北京語と方言(2)中国語と日本漢字音について
(3)普通話の普及と地方標準語について概略を知る。
【第2回】
過去の経験を表す表現; 連動文「有」などの用法
【第3回】
「是…的」の構文;二重目的語の用法
【第4回】
比較の用法①;類似の用法
【第5回】
結果補語;自己紹介
【第6回】
様態補語;一般連動詞の用法
【第7回】
兼語文の用法;使役の使い方
【第8回】
ビデオ教材を使用
【第9回】
ビデオ教材を使用
【第10回】
模擬検定練習;中間テスト
【第11回】
接続詞①:為(為~了)と前置詞“越~越” の用法
【第12回】
方向補語;方向補語の派生義の用法
【第13回】
接続詞②“除了~以外”未来表現;模擬検定練習
【第14回】
可能補語;仮定条件の用法;程度補語(様態補語)
【第15回】
総復習 期末テスト
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