Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

書写 II 内門 亮子
選択  2単位
【日本文化】 09-1-1500-1753-02

1. 授業の内容(Course Description)
 楷書は漢字の書体のひとつであり、活字も含めて現代の標準的書体として一般的に広く用いられている。それだけに読みやすさ、書きやすさが求められているといえよう。
 正しく整った楷書を書くためには、文字を構成する一点一画を正しい筆使いで書くことが重要である。ここでは、毛筆の特性を知り、基本点画から段階を経て書写の楷書を学習する。また、毛筆で習得したことを硬筆にも生かしていく。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 楷書の字形と筆使いを分析しながら習得することによって、小中学校における書写教育の指導力を身につけることを目標とする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 授業ごとの作品提出による平常点(含ノート)と、出席点によって評価するが、特に出席を重視する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 必要に応じてプリントを配布する。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 書道用具(筆大小、墨、硯、紙)必携
 資料を貼りこむ為のノート(縦書き)を用意する。(ノートは、評価の対象となります)
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 授業の内容、進め方について
【第2回】
 用具用材と基礎技法
【第3回】
 楷書の基本点画①
 横画・縦画
【第4回】
 楷書の基本点画②
 折れ
【第5回】
 楷書の基本点画③
 曲がり・そり
【第6回】
 楷書の基本点画④
 右はらい・左はらい
【第7回】
 楷書の基本点画⑤
 はね
【第8回】
 楷書の基本点画⑥
 点
【第9回】
 整え方と組み合わせ①
 概形・等間隔
【第10回】
 整え方と組み合わせ②
 均整・均衡、へんとつくり
【第11回】
 整え方と組み合わせ③
 上下・左右の結合、変化
【第12回】
 小筆・硬筆による演習①
【第13回】
 小筆・硬筆による演習②
【第14回】
 作品集作成・ノート提出
【第15回】
 総まとめ