Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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図書館学 II 仁上 幸治
図書  2単位
【図書】 09-1-1500-1878-11

1. 授業の内容(Course Description)
 図書館に関わる法制度、自治体等設置母体における組織上の位置づけ、情報化する社会における図書館の役割、地域社会からの期待などなど図書館の基盤を成すさまざまな要素を確認し、図書館サービスとしてどのように具体的したらよいのか、サービスの設計、運営、対応などについて考える。

 授業にはグループワークを取り入れ、グループ毎に調査・研究と討論をすすめ、与えられた課題を成し遂げる。
 今年度は「高齢者・団塊世代と図書館サービス」をテーマとする。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 図書館が置かれている社会的な状況と利用者のニーズを確認し、それを図書館サービスとして如何に実現するのかを考える過程で、図書館に関する幅広い理解を得ることを到達目標とする。
 今期は、高齢化社会における公共図書館の機能やサービス等の諸問題について多角的に考える。
 グループワークを通して図書館の高齢者サービスのモデルプランを検討・立案する。また、グループワークにより他者の考え方や意見の理解し、自分の考え方や意見を主張し、グループ共通の目標に向かって互いに協調し、助け合うことによりコミュニケーション能力の涵養をも目指す。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席メールとショートコメント(30%)、グループワークへの参加態度とグループレポート(40%)、最終個人レポート(30%)により総合的に評価する
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
適宜プリントを配布する。
 必要な参考文献、参考となるインターネットサイトはその都度、指示する。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 1)図書館学 I を履修したものに限る。
 2)第1回目の授業は、授業の進め方、成績評価法、グループ編成などについて説明し、必要な手続きを行うので、必ず出席すること。
 第1回目の授業に出席しない者の履修は原則的に認めないので注意すること。
 3)グループ活動には積極的かつ責任を持って参加すること。
 出席回数が少ないもの、グループ活動への参加が消極的、あるいは非協力的でグループメンバーに迷惑をかけていると判断した場合は、履修の途中であっても出席を停止し、単位を与えないこともあるので注意すること。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 イントロダクション
 授業の目的、進め方、評価法、グループワーク及びグループ編成など
【第2回】
 図書館法、図書館に関する文部科学行政、学術情報政策
【第3回】
 団塊世代と高齢化社会
【第4回】
 高齢者の身体能力
【第5回】
 ユニヴァーサル・デザイン、バリアフリー対策と図書館の施設・設備
【第6回】
 図書館と高齢者・団塊世代(グループワーク1)
【第7回】
 図書館と高齢者・団塊世代(グループワーク2)
【第8回】
 図書館と高齢者・団塊世代(グループワーク3)
【第9回】
 図書館と高齢者・団塊世代(グループワーク4)
【第10回】
 グループワーク中間報告
【第11回】
 図書館と高齢者・団塊世代(グループワーク5)
【第12回】
 図書館と高齢者・団塊世代(グループワーク6)
【第13回】
 図書館と高齢者・団塊世代(グループワーク7)
【第14回】
 グループワーク発表会(1)
【第15回】
 グループワーク発表会(2)
 総括