Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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外国史 II 工藤 則光
1群  2単位
【一群】 09-2-2120-1570-04

1. 授業の内容(Course Description)
 外国史 I に引き続いて、近現代の西洋世界、特にドイツ・フランスにおける歴史観および歴史叙述について概観し、あわせて時代背景を説明する。日本との比較もおこなう。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 ①西洋世界について基本的知識を獲得すること。
 ②世の中の動きを歴史的に考えるための視点を身につけること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 小リポート・小テスト30%、出席20%、期末テスト50%
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキストは使用しない。参考文献は適宜紹介するが、全体的には下記の文献が基本文献である。
 『新しい史学概論』〔新版〕(昭和堂,2002年)
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 高校世界史の理解程度は問わない。外国史 I の継続講義ではあるが、外国史 I を履修していなくても構わない。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 授業の目的と進め方、外国史 I の内容:前近代の歴史観・歴史叙述概観
【第2回】
 近代の歴史観・歴史叙述①:ロマン主義とランケ史学 ― 歴史学の誕生
【第3回】
 近代の歴史観・歴史叙述②:ランケ史学‐実証主義史学
【第4回】
 近現代の歴史観・歴史叙述①:政治史学
【第5回】
 近現代の歴史観・歴史叙述②:歴史学派
【第6回】
 小テスト他
【第7回】
 近現代の歴史観・歴史叙述③:ヴェーバーの業績
【第8回】
 近現代の歴史観・歴史叙述④:マルクス主義と歴史学①
【第9回】
 近現代の歴史観・歴史叙述⑤:マルクス主義と歴史学②
【第10回】
 現代の歴史観・歴史叙述①:フランス社会史① ― アナール派
【第11回】
 現代の歴史観・歴史叙述②:フランス社会史② ― アナール派:近代化論と数量経済史(クリオメトリックス)
【第12回】
 現代の歴史観・歴史叙述③:ポストモダンの歴史学への影響:言説分析と言語論的転回
【第13回】
 現代の歴史観・歴史叙述④:ドイツとイギリスの社会史
【第14回】
 補論:日本における歴史学:実証主義、皇国史観、マルクス主義史学、戦後歴史学等
【第15回】
 まとめ他