1. |
授業の内容(Course Description) |
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今日、国民皆が教育を論じて教育言説が氾濫するなど、学校や教師は極めて厳しい状況に置かれているが、一方で教師は、子どもや自身の成長、さらには学校改善を企図して、苦悩しつつも創造的な教育活動を展開することに腐心しているといえる。こうした状況を踏まえ、この授業は、教師と学校の実践世界に着目し、創造的な実践の展開を支える条件について追究することを目的として進めていく。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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①教育関係の文献の検索・収集ができるようになる。②今日の学校と教師を取り巻く環境の変化について把握する。③教師の苦悩や喜びについて理解を深める。④学校や教師を支えるためのあり方を追究し、筋道を立てて説明できる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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①授業への出席・参加状況、②授業時に提出する小レポート、③学習活動の過程と成果を記録したファイル(ポートフォリオ)、④期末試験または期末レポート、以上に基づいて総合的に判断する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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適宜必要な資料を配布し、参考文献を提示する。
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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自分の考えや疑問、新しく学んだことを随時記述し、学習活動の過程と成果を示すファイル(ポートフォリオ)として蓄積していくことを期待する。蓄積したポートフォリオは、授業内外において、それぞれの省察や課題の克服に役立てて欲しい。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】
オリエンテーション
【第2回】
学級崩壊問題から見える学校・教師・子ども
【第3回】
学校事故や教育判例から見える学校・教師・子ども
【第4回】
組織としての学校の特性
【第5回】
学校の組織成員としての教師の特性
【第6回】
教育を受ける主体としての子どもの特性
【第7回】
若手教師の苦悩と喜び
【第8回】
中堅・ベテラン教師の苦悩と喜び
【第9回】
学校管理職の苦悩と喜び
【第10回】
教育言説の氾濫と学校・教師に対する過剰な期待・要求
【第11回】
教師間の関係性の改善―「同僚性」と「協働」の構築―
【第12回】
学校と地域との関係性の改善
【第13回】
学校と行政との関係性の改善
【第14回】
学校と大学との関係性の改善
【第15回】
グループディスカッション・総括
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