Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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文章表現法演習 I 小山 惠美子
選択必修  2単位
【教育】 09-3-1331-1848-06

1. 授業の内容(Course Description)
 「話す・聞く」「話し合う」という活動は、表現力を高める基礎として重要な活動である。まずは、学生相互のコミュニケーションを大切にして、そこから書く・まとめる際の題材を見つけられるようにしていく。文章表現法演習Ⅰでは、このような音声表現をきっかけにして、短くても良いのでまとまりのあるわかりやすい文章を書くことを目的としている。
 昨今は、世の中のデジタル化が進み、すでに手書きで文章を書くことができにくくなっている人も多くいるのではないか。しかしながら、まだ履歴書や試験などで手書きの文章を要求される場合もあるし、逆にメモなど手書きの方が楽な場面もある。原稿用紙の使い方も、教師をめざす人たちにとっては、理解していることが必須となる。この授業を通して、人の文章に触れ、相互に評価しあいながら、自分の文章をより良くしていくことができるような経験をして欲しいと考えている。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 ・書くことに興味をもち、手書きの文章を書くことに慣れる。
 ・話し合いを通じて仲間とのコミュニケーションを深めたり、書く題材を見つけたりする。
 ・原稿用紙の使い方や漢字使用の基本を理解し、まとまりのある文章を書くことができる。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 毎回の出席状況(50%)と毎回の課題、提出物の内容による評価(50%)
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 ・北原 保雄『問題な日本語』大修館書店
 ※その他参考文献、資料に関しては、授業内で紹介したり、プリントとして配布します。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 ・初回授業で、授業予定や参加の仕方、評価の仕方について説明をします。
 ・話すこと、話し合うことを通して、学生同士のコミュニケーションを深める演習です。そのような場に積極的に参加するようにしてください。
 ・毎時間出席をとる代わりに、授業の感想文、短作文、小レポートを書いて提出します。理由無く欠席することがないよう気を付けてください。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーションとアンケート
 ・自己紹介をしよう。
【第2回】
 自己紹介文の作成・履歴書の書き方
【第3回】
 エクササイズとその感想
【第4回】
 プレゼンテーション(「グローバルデザイン」に着目して)
【第5回】
 漢字の使い方ときまり
 ・漢字検定にチャレンジしてみよう。
【第6回】
 手紙文の種類とその書き方
【第7回】
 スピーチ(私の夢、マイブーム、家族の紹介など)
【第8回】
 新聞の作成
 ・歴史新聞を書く。
【第9回】
 「問題な日本語」あれこれ
 ・日本語使用の問題について話し合い、考えたことを書く。
【第10回】
 どこかおかしな文(文章の直し方)
【第11回】
 原稿用紙の書き方と校正の仕方
【第12回】
 読書紹介
 ・本の帯紙などを作る。
【第13回】
 原稿用紙のレポート(エッセイ)
 ・エッセイを読み、自分なりのエッセイを書く。
【第14回】
 発表会と推敲
【第15回】
 まとめ(文章を読み、その感想を書く。)