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授業の内容(Course Description) |
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基礎法学IIは、基礎法学Iを履修しなかった人を対象とし、ほぼ基礎法学Iと同じ内容の講義をいたします。ただし、基礎法学Iを履修した人が引き続き基礎法学IIを履修する場合のことも考慮して、基礎法学IIでは、法の理論的側面をも考慮しながら、わが国の現行憲法、民法、刑法の基本的特徴とその仕組みを、可能な限り判例にも言及しながら講義する予定です。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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現代社会における法の役割を理解し、みなさんが社会生活を送る際に留意しておかなければならない、法に関する基本的なことがらを習得していただくよう努めます。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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秋期に2ないし3回の小テストを行い、その成績と出席点とによって評価します。期末テストは行いません。 なお、出席回数が10回未満の者は単位の取得ができませんので、ご注意ください。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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教科書に準ずる参考文献として、伊藤正巳・加藤一郎編『現代法学入門』第四版、有斐閣双書、定価1,260円を指定しておきます。六法全書もできるだけご用意ください。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業に出席すること。30分以上の遅刻は欠席とします。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 社会規範としての法 【第2回】 法源−制定法、慣習法、判例法 【第3回】 日本国憲法の特徴・その一(国家組織法としての特徴) 【第4回】 日本国憲法の特徴・その二(基本的人権の保障) 【第5回】 裁判とはなにか 【第6回】 民事責任と刑事責任・その一(刑事裁判と民事裁判) 【第7回】 民事責任と刑事責任・その二(刑事裁判の仕組み) 【第8回】 民事責任と刑事責任・その三(民事裁判の仕組み) 【第9回】 民事責任と刑事責任・その四(契約とはなにか) 【第10回】 民事責任と刑事責任・その五(契約責任) 【第11回】 民事責任と刑事責任・その六(不法行為責任) 【第12回】 民事責任と刑事責任・その七(刑事責任の特質と要件) 【第13回】 死刑と裁判員制度 【第14回】 就職の法律学 【第15回】 外国人の法的地位
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