1. |
授業の内容(Course Description) |
|
入門マクロ経済学Iでは、財市場に焦点を与えましたが、そこでは、物価と利子率のいずれも説明されずにいました。物価や利子率が変わると、国民所得がどのようなに変化するかはすでに学んでいるのですが、当の利子率や物価の決定メカニズムが欠けています。利子率は、貨幣の貸付に対して支払われるものであり、物価は、財の構成比があたえられているときの、財の価格です。価格が高いことは、貨幣の購買力が低いことと同義です。このことから、貨幣を明示的に考慮に入れることが必要であると予想がつきます。IIでは、このような理由で、いくつかの市場を財市場にリンク付けしながら、体系を大きくしていきます。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
マクロ経済政策の効果を、プロセスをふくめ理解すること。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
試験と出席率とで評価します
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
教科書 未定 参考書 N/・グレゴリー・マンキュウ 『マンキュウ入門経済学』東洋経済新報社
|
5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
IIの理解はIなしでは困難です。最も要領よく勉強する方法は、皆出席することに違いはありません。IIでは、新しい市場が次々と登場するので、注意してください。
|
6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
以下の予定ですが、履修者の理解をみて調整することもあります。 【第1回】 財市場とIS曲線 1 【第2回】 財市場とIS曲線 2 【第3回】 貨幣の役割 【第4回】 貨幣供給 【第5回】 貨幣市場とLM曲線 1 【第6回】 貨幣市場とLM曲線 2 【第7回】 財政政策の効果 【第8回】 貨幣政策の効果 【第9回】 総需要曲線 【第10回】 労働需要 【第11回】 労働供給 1 【第12回】 労働供給 2 【第13回】 労働市場の均衡 【第14回】 総供給曲線 【第15回】 物価の決定
|