Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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管理会計論特講 高浦 忠彦
選択  2単位
【経営学専攻】 09-1-1120-1580-04

1. 授業の内容(Course Description)
 利益(利益額、資本利益率、EVA<経済付加価値>など)の生産と実現を目的とし、これを計数(売上高のような会計数値の他、顧客満足度のような非会計的計数を含む)によって把握しようとする実務である管理会計(計数管理)について、歴史的な観点から検討する。素材をもとに質疑応答の形で進めたい。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 管理会計の諸手法を、歴史的背景とともに理解することを達成目標とする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 レポート60%、発言20%、出席状況20%
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 高浦忠彦『資本利益率のアメリカ経営史』中央経済社
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 授業にまじめに出席するとともに、積極的に質問・発言することを期待している。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 イントロダクション 
【第2回】
 管理会計の定義・体系(1)
【第3回】
 管理会計の定義・体系(2)
【第4回】
 アメリカ綿業企業における原価計算
【第5回】
 アメリカ綿業企業における資本金利益率計算
【第6回】
 ボルティモア・オハイオ鉄道における資本金利益率計算と営業費比率
【第7回】
 アメリカ鉄道業における企業予算
【第8回】
 ヘンリー・ヘスの損益分岐点分析
【第9回】
 NCRにおける企業予算
【第10回】
 デュポン社における資本利益率公式
【第11回】
 投資決定基準としてのDCF(割引キャッシュフロー)法の歴史
【第12回】
 PIMS研究
【第13回】
 EVA(経済付加価値)(1)
【第14回】
 EVA(経済付加価値)(2)
【第15回】
 エピローグ