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授業の内容(Course Description) |
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情報社会では、情報の受信に加えて、なによりも情報の「発信」が重要である。 また現代社会はグローバル経済社会であり、企業であれ議会であれ、国連などの国際交渉舞台であれ、自らの考えをビジュアル化し、効果的にプレゼンテーションすることは致命的に重要といえる。この発信能力は、日本人が特に弱いと言われてきた分野でもあり、21世紀の日本人の活躍にとって、欠かすことができないスキルでもある。 Web(ホームページ)の作成も、プレゼンテーションも、ともに発信スキルである。 こうした認識のもと、15回の講義を行いたい。 Web作成については、htmlでの打ち込み、Microsoft Wordを使った打ち込み、JavaScriptやJava Appletなどを用いた作成など、様々な手法を学ぶ。プレゼンテーションについては、Microsoft PowerPointと言うソフトを使い、効果的なプレゼンテーション技術を学ぶ。 ところで、Web作成もプレゼンテーションも、ソフトを使い、言語を習得することは、それほど難しい話ではない。しかし、本当に必要なWebやプレゼンテーションは、そのWebのコンテンツ(内容)であり、プレゼンテーションのテーマや論理性、質問への受け答えである。学生の皆さんには、ぜひとも、そのコンテンツについて、より考えていただきたい。 この授業では、皆さんに実践的に参加してもらいながら、効果的な内容を自ら考え、その内容に相応しいWebやプレゼンテーションを行っていただく。 なお、国際社会ではもちろん、日本国内でも、プレゼンテーションの大半は、英語で行われている。プレゼンテーションについては、英語でのプレゼンテーションの回を設けるので、意欲のある人は、ぜひとも英語でのプレゼンテーションにチャレンジしてほしい。もちろん、構成や表現などはサポートする。 ビギナーであることを前提に授業を行う。意欲的で、発想豊かで、IT技術と長く付き合っていきたい人に参加してほしい。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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・Webでの情報発信について、基本的な能力をつける。 ・Webの内容に関して、自ら考えて創造的なものを作る。 ・プレゼンソフトの操作方法を学ぶ。 ・効果的プレゼンの手法をまなぶ。 ・説得的なプレゼンを行う。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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①Webの作成(25点) ②1人1回のプレゼンテーション(25点) ③毎回の課題提出(25点) ④出席/ 平常点(25点) 以上の4点で評価を行う。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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必要に応じて紹介する
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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・極力欠席をしないでほしい。IT技術は、内容は難しくないが、専門的な用語も多いので、欠席すると、内容が理解できなくなってしまう
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授業の計画(Course Syllabus) |
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*内容や順序については、出席者の状況や希望をみて柔軟に変更する可能性がある 【第1回】 ・授業の目的、内容紹介などイントロダクション ・学内LANの使い方 ・評価方法 【第2回】 ・Webの原理についての学習 ・Web作成①(単純ページの作成) 【第3回】 ・Web作成②(リンクや画像などの取り込み、アレンジ) 【第4回】 ・Web作成③(JavaScript / Java Appletなどの取り込み) 【第5回】 ・Web作成④(Microsoft Wordを使ってのWeb作成(1) 【第6回】 ・Web作成⑤(Microsoft Wordを使ってのWeb作成(2) 【第7回】 ・プレゼンテーション①(Power Pointの使用法)(1) 【第8回】 ・プレゼンテーション②(Power Pointの使用法)(2) 【第9回】 ・プレゼンテーション③(アニメーションなどの技法) 【第10回】 ・プレゼンテーション④(プレゼンテーションのテーマ選択、論理展開、質疑応答など) 【第11回】 ・プレゼンテーション⑤(英語のプレゼンテーションの方法、翻訳ページなど) 【第12回】 ・プレゼンテーション⑥(学生によるプレゼンテーション)(1) 【第13回】 ・プレゼンテーション⑥(学生によるプレゼンテーション)(2) 【第14回】 ・プレゼンテーション⑥(学生によるプレゼンテーション)(3) 【第15回】 全体の進捗状況に合わせ、演習や質疑などを行う予備的な回とする
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