Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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演習 I ・ II 小島 祥一
選択  各2単位
【経営】 09-1-1110-0210-17A

1. 授業の内容(Course Description)
 「インターネットでマクロ経済の実際をマスターしよう。」
 学生諸君が学ぶマクロ経済、日本経済、世界経済の具体的なデータは、インターネット上で、あふれるほどアクセス出来る。理論で学んだ概念、教科書や新聞・雑誌に出ている図表などは、データをダウンロードして、エクセルなどで作図、作表、計算すれば、たちどころに、自分作成の最新情報が得られる。
 さらに、政府の文書や企業の財務情報、外国や国際機関の出版物も、ただちにアクセス出来る。これらの文書や情報を理解できるようになれば、マクロ経済の実際的能力は飛躍的に高まる。
 世界経済危機、日本経済の危機のさなかにこのような力を身につければ、危機に立ち向かう自信がつき、自分の意見もはっきり言えるようになる。自分の進路もはっきりとらえられるようになり、就職活動にも役立つ。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 世界経済、日本経済の現実は、インターネットを使い、エクセルを使って、いつでも自分のものにできるという自信を持てるようになること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席、レポート、発表、ディスカッションにより総合判断する。
 欠席・遅刻・早退、教室にいても授業不参加・ケータイ・マンガ・ゲーム・寝る・喋る・立ち歩く・飲み食いするでは、単位はとれない。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 プリント配布による。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 インターネットの腕をみがきながら、マクロ経済、日本経済、世界経済を具体的に理解したい、という学生諸君歓迎!
6.
授業の計画(Course Syllabus)
 前期は、マクロ経済データをダウンロードし、エクセルを用いて計算処理、作表、作図する腕を磨く。
【第1回】
 Powerpointの練習
【第2回】
 TOPIX(東京証券取引所)、NIKKEI225(アメリカYAHOO)
【第3回】
 株価のチャートの見方
【第4回】
 日銀短観・業況判断(日本銀行)
【第5回】
 法人季報・売上高経常利益率(財務省)と日銀短観の比較
【第6回】
 就職状況(文部科学省、リクルートワークス研究所)
【第7回】
 景気動向指数DI、CI(内閣府研究所)
【第8回】
 実質GDP(内閣府研究所)
【第9回】
 名目GDP、設備投資対GDP比率
【第10回】
 アメリカの実質・名目GDP、設備投資比率(商務省経済分析局)
【第11回】
 アメリカの住宅不況
【第12回】
 世界経済危機の現状
【第13回】
 鉱工業生産(経済産業省)
【第14回】
 電子部品・デバイス工業の出荷・在庫、在庫循環
【第15回】
 最小自乗法で大学近辺のアパマン情報から家賃推定
 後期は、金融データを学んだ後、政府、企業、国際機関などの文書にアクセスして、関心のあるテーマをダウンロードし、読んで理解できるようにする。自分の関心のあるテーマについて発表し、ディスカッションする。
【第1回】
 日銀短観・業況判断のグラフをデータから自分で描く
【第2回】
 マネタリーベース、マネーサプライ(日本銀行)
【第3回】
 コールレート、国債利回り(日本銀行)
【第4回】
 IMFの文書(世界経済見通しなど)
【第5回】
 世界銀行の文書(貧困統計など)
【第6回】
 経済財政諮問会議の文書(経済見通し、経済政策など)
【第7回】
 財務省、金融庁の文書(財政、国債、税制、不良債権など)
【第8回】
 年金ホームページ
【第9回】
 外務省の文書(ODAなど)
【第10回】
 世界経済危機の現状
【第11回】
 総復習
【第12回】
 発表準備
【第13回】
 発表準備
【第14回】
 発表1
【第15回】
 発表2