Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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経済地理学 I 田辺  裕
選択  2単位
【経営】 09-1-1110-0344-12A

1. 授業の内容(Course Description)
 本講義では、経済地理学の技法としての地域区分を都市地域を中心に具体的学び、特に都市の領域を農村と対比し、あるいは農村との関係で理解する。ついで地域分類を都市の内部構造理論を通じて講じ、地域間の機能的諸関係に触れる。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 経済地理学の基礎概念と技法を、特に都市地理学の分野の学習を通じて身につける。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 評価は出席、期末試験とレポートで行う。期末試験は第15回目のまとめと評価の時間に行う。
 レポートは、長さ 字数2,000~2,500字(400字詰め5枚前後、ワープロ可)
 提出期限と場所 期末試験時に答案と同時に
 注意 選択した書名を1行目に、学籍番号・氏名を2行目に記入すること
 課題:次項に掲げる文献を読み、その要約と感想を述べる
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 1)『言語と地理学』(ル・ブルトン、クセジュ文庫)白水社
 2)『都市と農村』(シャリエ、クセジュ文庫)白水社
 3)『地域分析』(ドルフュス、クセジュ文庫)白水社
 4)『風土の日本』(ベルク、ちくま学芸文庫)筑摩書房
 5)『都市の風景』(都市研究懇話会、三省堂選書)三省堂
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 (教育実習・介護実習参加学生に)実習参加の証明書コピーと上記課題レポートをさらにもう一通提出すること。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 1.地域概念と地域構造(地域区分の基礎)
【第2回】
 2.地域としての都市地域
 (ア)さまざまな都市の定義
【第3回】(註)4月25日(土)の2限に補講として行う予定である。
 断章 地理教育の日仏比較
【第4回】
 (イ)都市と農村の関係、都市圏
【第5回】
 (ウ)都市の機能と都市分類
【第6回】
 (エ)都市の立地と中心地理論
【第7回】
 (オ)地域の階層性:商圏と大都市圏
【第8回】
 (カ)前回の続き
【第9回】
 (キ)日本の都市化と都市システム
【第10回】
 (ク)バージェスの同心円理論
【第11回】
 (ケ)様々な都市内部の構造理論
【第12回】
 (コ)扇形理論と多核心理論
【第13回】
 (カ)アジアの港湾に見る都市の内部構造
【第14回】
 (カ)地域と行政区画、日本の行政区画
【第15回】
 (カ)都市の総合的内部構造