1. |
授業の内容(Course Description) |
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本講義では、まず学説史的に地域現象の見方・理解の仕方を概説する。 後半においては、各人が指定した専門学術雑誌の論文を読んで報告することによって、経済地理学の現段階を理解する。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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地域の違いを自然環境、距離、発展段階、位置などの視点からさまざまな解釈ができること、とくに地域の取り扱いに関してその長所と短所を理解することを目的とする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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受講生の数が多い場合には期末テストを行うが、評価は出席を重視する。数が少ない場合には、演習を含み、以下に挙げる学術論文を読んで、その報告を求めることになる。成績は報告を勘案しつつ、出席点によって評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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経済地理学年報、地理学評論、人文地理、およびその他学術雑誌から論文をひとつ選んで報告する。
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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現段階では学生の地理学関係の基礎的素養がどの程度のものであるのか分からないので、しばらくは試行錯誤の進行状態になると思われる。論文の選択と講読の進度・方法は学生諸君と相談して決める。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 導入ー第二部に関する説明、図書館ツアー 【第2回】 第一部 地理学の基礎的視点 (ア)地理学の発達 (イ)学問体系の中の地理 【第3回】・【第4回】 (ウ)地域を自然環境から見る 古典に見る自然環境決定論、和辻哲郎の見方、ハンティントンの見方 【第5回】 (エ)地域を距離から見る 【第6回】 (オ)地域を発展段階と位置から見る 【第7回】・【第8回】 (カ)境界論と地域 【第9回】~【第14回】 第二部 研究の現段階 各人の選択した地理学論文の購読、発表 【第15回】 まとめと評価
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