Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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キャリアデザイン演習 III 高島 正之
選択  2単位
【自己啓発】 09-1-1110-0665-17A

1. 授業の内容(Course Description)
 キャリアとは何か?世の中の研究者達によって、種々の学問的定義がなされているが、その解釈はなかなか難しい。簡単に言ってしまえば、その意味は「実質的な職業選択」と「仕事に対する意識」であろう。大学を卒業した後どのような仕事につくかを設計して(考えて)意思決定するのはどの学生にとっても重要な課題である。仕事は人生の時間の内で大きな割合を占めるものであるし、仕事によって幸福感を得られるかどうかは、人生そのものの幸福とも密接な関係がある。そこで、自分の仕事の選択を他人任せにせずに、自分自身で考え自律的な職業選択をすることが望ましいということになるので、この演習ではその為の意思決定能力を身につけてもらおうと考えている。
 本演習は主として企業への就職を目指す学生諸君が対象となり、「キャリアゼミ」としてキャリアサポートセンターと緊密に連絡し、就職意識高揚及び向上を図る。カリキュラムには、社会人基礎力養成、グループワーク、フィールドワーク(三現主義)、情報収集活動、社会人講話、など就職活動に役立つ項目を含むものとし、且つまた、学生諸君の主体的/自律的成長を促す「場作り」を目指すこととしたい。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 就職内定取得及び一般教養と常識を兼ね備えた気骨のある大人になる。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 ゼミへの参画度/貢献度、口頭や文書による各種発表/報告能力、自主性、思考力、グループワーク力(チームワーク力)、自らの成長に向けての努力度、「気づき」、を総合評価する。加えてキャリアサポートセンターが主催する就職活動関連の各種行事(下記第5項に記載あるようなもの)への参画度も評価対象とする。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキストは特に定めないが、読むべき参考図書は授業中に指示する。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 目的の項でも述べたが、本演習は場と情報を提供することが目的であり、あくまで主人公は学生自身である。自ら学び、自らの「気づき」により、自らのキャリア形成に向けて努力し、人生や仕事の幸福を実現してもらいたい。誰かが自分に何かを呉れると思っていたら大間違い、チャンスは自ら掴み取れ。
 「馬を水のみ場に連れて行っても、水を飲むか飲まないかは馬の意思であって、人が無理やりに飲ませることは出来ない」
また、下記就職活動支援行事への積極的参加を望む。以下の行事は早期就職意識の高揚及び就業観・職業観の育成・醸成を図ることを目的としている。

 5月:就職活動スタートガイダンス
 7月:就活トレーニング(SPIテスト)
 9月:就職活動ステップガイダンス
 10月:就活基礎セミナー(自己分析・エントリーシート・履歴書)
 11月:就活基礎セミナー(業界・企業研究及び四季報の見方)
 12月:就活基礎セミナー(面接対策及び就活マナー)
 1月:学内合同企業セミナー
 2月:学内合同企業セミナー
 詳細は今後キャリアサポートセンターHP及び掲示板にて確認のこと。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
 本授業は演習であるので、一方的な講義は最小限にとどめ、学生側の自主的な活動の時間を極大化するように務めるが、それだけに学生諸君の積極的参画がなければこの授業は成功しない。
 以下に概略の計画を示すが、具体的な内容は第一回の授業の際に参加者全員の意見を入れて再調整する。なお、夏季には東京周辺での一泊乃至二泊の合宿を予定しているので、積極的に参加すること。
【第1回】
 オリエンテーション、自己紹介、
【第2回】
 授業計画の説明と意見交換
【第3回】
 社会人キャリア力育成検定
【第4回】
 社会人基礎力養成講座
【第5回】
 同上 その2
【第6回】
 同上 その3
【第7回】
 日本経済概要講義
【第8回】
 同上 その2
【第9回】
 社会人講話 その1
【第10回】
 4年生からの就活情報その1
【第11回】
 社会人講話 その2
【第12回】
 4年生からの就活情報その2
【第13回】
 社外人講話 その3
【第14回】
 4年生からの就活情報その3
【第15回】
 まとめ
 なお、上記は主として3年生用のプログラムである。4年生用には別途内定取得後の4年生向けプログラムを準備する。