Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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アジア経済論 I 郭  四志
選択  2単位
【経営】 09-1-1110-1688-17A

1. 授業の内容(Course Description)
 目下、新興国(BRICs)は、世界経済のエンジンとしてグローバル経済活動を牽引している。なかでもBRICs主翼である中国とインドの両大国は、著しい経済成長を遂げている。中印両国は、「世界工場」と「世界市場」として大きく成長し、世界中で注目を集めている。
 新興国の中印経済をよりよく把握するために、マクロの経済・産業の実態・発展を学ぶのみならず、ミクロ的にその経済・産業発展を担う主役である中印の主要企業の経営・生産活動、経営戦略、企業活動も学ぶべきだと考える。よって、前期の「アジア経済論 I 」では中国・インド産業経済を中心に学ぶ。後期の「アジア経済論 II 」では中国・インドの企業経営を中心に学ぶ。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 本学期ではBRICs主翼である中国とインドの産業経済を中心に両国を比較しながら、両国の主要産業の発展、その工業化の軌跡と成長の条件及び「世界工場」と「世界市場」として、日本を含め世界経済へのインパクト・影響を解明し、理解してもらう。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 期末試験(資料・ノート持込み可)と平常点など総合評価
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 授業初回に提示
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 マクロ・ミクロという両面で経済実体を把握し、的確な分析力を養ってほしい。アジア経済 IIも履修するように。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 中イン経済発展の初期条件と開発体制
【第2回】
 両国経済・産業の構造的特徴
【第3回】
 鋼鉄工業(1)
【第4回】
 鋼鉄工業(2)
【第5回】
 石油産業(1)
【第6回】
 石油産業(2)
【第7回】
 自動車(1)
【第8回】
 自動車(2)
【第9回】
 IT産業(1)
【第10回】
 IT産業(2)
【第11回】
 持続可能な経済発展のための制約条件(1)エネルギーの安全保障
【第12回】
 持続可能な経済発展のための制約条件(2)環境問題
【第13回】
 持続可能な経済発展のための制約条件(3)技術開発・イノベーション
【第14回】
 中印経済発展の課題と展望(1)その課題・取り組み及び限界
【第15回】
 中印経済発展の課題と展望(2)世界への影響・インパクト