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授業の内容(Course Description) |
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現在アメリカのサブプライムローン問題に端を発した大不況は我々の生活にひしひしと迫ってきている。新聞やテレビ等のニュースで日々報じられている失業率の上昇、企業の巨額赤字、為替相場における円高傾向、株式相場の下落等に我々は自然と注目せざるを得ない。本講義は、このような生々しい現実経済の仕組みと動きを理解するための第1歩として、経済データや経済指標の基礎知識を解説する。つまり、たとえば完全失業率等の経済データが何を意味するか、どのように作られるのか、使用する際どのような点に注意すべきか、またインターネットや書籍等でどのように経済データを探し出すか等を説明する。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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(1)経済全般にわたって重要な経済データの基礎知識を修得する。 (2)基本経済データを学ぶことで、経済の仕組みと日本経済の概要を把握する。 (3)インターネットや書籍を使ってどのように経済データを検索するかを学ぶ。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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評価の70%は小テストの成績による。小テストは2週間の予告を置いて、授業内に数回行われる。残りの30%は出席点で評価する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト: 谷沢弘毅『コア・テキスト 経済統計』新世社、2006年 参 考 書: 鈴木正俊『経済データの読み方』岩波新書、2006年 永濱利廣『経済指標はこう読む』平凡社新書、2006年 日本経済新聞社『経済指標の読み方(上)』『経済指標の読み方(下)』日経文庫、2004年
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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新聞の経済ニュースを意識的に読み、そこに出てくる経済データの意味をチェックする習慣をつけよう。また、新聞を読むときテキストを常に手元に置き辞書のように使おう。小テストではテキスト持ち込みを可とする。 出席を重視するので、授業には極力出席すること。 授業内容や他の授業情報は私の授業サイト(http://stat.matrix.jp)に掲載される。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 経済統計入門(1) 【第2回】 経済統計入門(2) 【第3回】 景気統計(1) 【第4回】 景気統計(2) 【第5回】 国民経済統計(1) 【第6回】 国民経済統計(2) 【第7回】 国民経済統計(3) 【第8回】 まとめ(1) 【第9回】 物価統計(1) 【第10回】 物価統計(2) 【第11回】 人口統計(1) 【第12回】 人口統計(2) 【第13回】 データ分析方法(1) 【第14回】 データ分析方法(2) 【第15回】 まとめ(2)
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