Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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ミクロ経済学 II 川又 邦雄
教職  2単位
【教職】 09-1-1110-1731-14A

1. 授業の内容(Course Description)
 ミクロ経済学 I に続いて、さまざまな市場における均衡状態を表現する。独占や寡占の均衡を求め、完全競争市場のそれとの比較を行う。不確実性の下での経済行動について学ぶ。それらをもとに競争の効率性やその限界 、市場の失敗とその補正について説明する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 つぎのようなキーワードについて理解できるようになること。
 独占と寡占、効率性と公平性、市場の失敗、不確実性とリスク、モラル・ハザード、アドバース・セレクション。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 ・出席点    20%     ・中間、期末レポート  30%
 ・期末テスト  50%
 出席点は20%となっているが、レポートや期末テストの内容は毎回の授業に拠っていることが多いので、名目上の数字の20%以上に重要視すべきです。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 (テキスト)毎回のレジメ
 (参考書)ポール・クルーグマン『ミクロ経済学』 大山 道広、他訳 2007 東洋経済新報社
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 授業を熱心に聴くことは、講義内容を理解するために最良の方法である。
 欠席、遅刻はしないこと。やむをえず途中退出する場合は、出席表に名前を記すこと。
 レポートは自分で考えて作成すること。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 独占の均衡
【第2回】
 寡占の均衡
【第3回】
 ゲーム理論とナッシュ均衡
【第4回】
 演習問題解答
【第5回】
 部分均衡と余剰分析
【第6回】
 資源配分の効率性、パレート最適性
【第7回】
 外部性と公共財
【第8回】
 市場の失敗とその補正
【第9回】
 演習問題解答
【第10回】
 不確実性下の経済行動
【第11回】
 モラルハザード
【第12回】
 逆選択(アドバースセレクション)
【第13回】
 オークションの理論
【第14回】
 演習問題解答
【第15回】
 講義のまとめとテスト