1. |
授業の内容(Course Description) |
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経済学の基本概念と基本的考え方を勉強する。消費者の効用最大化からいかにして需要曲線が導かれ、また企業の利潤最大化行動からどのようにして供給曲線が導出されるかを説明する。その結果として完全競争市場において財の価格、生産量がどのように決定されるかを学ぶ。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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ミクロ経済学の基本的考え方と基本的用語を理解し、それらを現実の経済問題のいくつかには応用することができる力が身につくことである。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席点 30% 中間試験・レポート 30% 期末試験 40%
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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教科書 西村 和雄『ミクロ経済学入門』第2版 岩波書店
参考書 Hal R. Varian, Intermediate Microeconomics: A Modern Approach, 7th ed. 2005
(ハル・R・ヴァリアン(佐藤 隆三訳)『入門ミクロ経済学』原初7版、勁草書房)
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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数学(高校の数学1レベル)を恐れないこと。教科書には演習問題がついているが、解答を見る前に、かならず自分の力で解いてみること。いくつかの問題は授業でも取り上げる予定。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】
イントロダクション
【第2回】
消費者の選好と効用関数
【第3回】
消費者行動と需要曲線1―予算制約、無差別曲線、効用最大化
【第4回】
消費者行動と需要曲線2―需要の価格弾力性、限界収入
【第5回】
消費者行動の理論の応用1―スルツキー分解(代替効果と所得効果)
【第6回】
消費者行動の理論の応用2―顕示的選好の理論
【第7回】
消費者行動の理論の応用3―消費者余剰
【第8回】
消費者行動の理論の応用4―異時点間の選択
【第9回】
企業行動と生産関数
【第10回】
短期費用曲線と短期供給関数1
【第11回】
短期費用曲線と短期供給関数2
【第12回】
企業の長期費用曲線と市場長期供給曲線
【第13回】
完全競争市場1
【第14回】
完全競争市場2
【第15回】
完全競争市場3
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