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授業の内容(Course Description) |
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環境マネジメントは、今世紀の企業経営にとって、最重要課題のひとつで、競争優位の源泉となる。企業をはじめいろいろな組織の活動・製品・サービスは地球環境・地域環境・人の健康にどのような影響を与えているのか、環境保全のために企業はどのような活動をしているのか、そのために役立つマネジメントシステムはどうあるべきか? ISO14001の環境マネジメントシステムとは何か? 環境にやさしい製品や生産とはなにか? 環境マネジメントシステム審査登録制度とは? などなどをステップバイステップに考えてみよう。環境ラベル、環境会計、環境報告書、PRTR法、LCAなどについてビデオも使って学ぶ。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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エコ検定に合格するレベルを上回ること
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成績評価方法(Grading Policy) |
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演習課題に対する小さいレポート(出席状況と教室での参加度を含めて評価ウェイトは70%)、期末テスト(30%)による。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト(必携) 吉澤 正:『環境マネジメントで考える』、日本規格協会、2005.(春学期からの継続) 吉澤 正:『ISO14000入門改訂版』、日経文庫、2005. 参考書 JIS Q 14001、 JIS Q 14004などの規格類。 岡本 眞一:『環境マネジメント入門』、日科技連、2002. 東京商工会議所編:『エコ検定公式テキスト』
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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習うだけでなく考えながら学び、自分の考えをすこしずつまとめてほしい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 後期の学習計画を立てる。 【第2回】 テキスト第7話。環境パフォーマンスは改善できるか。環境レポートを読もう(1)。 企業は環境保全にどのように取り組んでいるか。電機・精密機器メーカーでは。ゴミゼロ運動。環境技術開発。 【第3回】 テキスト第8話。環境レポートを読もう(2)。(第2のテキストも使用、第V章) 企業は環境保全にどのように取り組んでいるか。建設会社では。ビルの省エネ。 【第4回】 テキスト第8話。環境レポートを読もう(3)。企業は環境保全にどのように取り組んでいるか。鉄道会社では。ホテルやスーパーでは。容器のリサイクル。 【第5回】 テキスト第8話。環境コミュニケーションとは何か。自治体では? 【第6回】 テキスト第9話。ものづくりと環境適合設計。品質機能展開の考え方。要求品質の展開表を作ろう。ボールペン、傘、コンビの弁当、肉まん、電気製品など。 【第7回】 テキスト第9話(続き)。要求品質の展開と環境にやさしい製品の考え方。 【第8回】 ISO14000シリーズとは(第2のテキスト使用、I章、II章) 【第9回】 テキスト第10話。環境マネジメントシステムとその審査登録制度(第2のテキストも使用、III章)。日本は世界一の登録件数。 【第10回】 環境マネジメントシステム審査登録制度(第2のテキストIV章) 【第11回】 環境ラベルは役に立つか。ビデオを見て討論も行う。エコーマークの類にはどんなものがあるか。役立っているのか。 【第12回】 ライフサイクルアセスメント(LCA)の考え方。ビデオを見て討論も行う。 【第13回】 PRTR法。リスクマネジメントの考え方。有害物質の管理。従業員の健康と安全。 【第14回】 テキスト第11話。環境マネジメントと環境経営の動向。 【第15回】 年間のまとめ。環境マネジメントについて何を学んだか。
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