Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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スポーツジャーナリズム論 I 左近允 輝一
選択  2単位
【経済】 09-1-1120-0598-11A

1. 授業の内容(Course Description)
 スポーツジャーナリズムは、いくつかの側面がある。第1に、報道・解説を提供する活動内容、第2に、新聞・放送・雑誌などの組織の問題、第3に、活動の本質である「真実の追求」「批判精神」といった規範の問題である。これらすべてを多角的に考えてみたい。
 春学期は、まずスポーツ報道の最前線を紹介する。スポーツ記者の生きている世界である。次にスポーツジャーナリズムを歴史的に検証する。すなわち明治時代に新聞が始まり、スポーツ報道が出現して以来、今日に至るまで、どのような報道がなされ、それはどのような社会的な背景とマスコミ側の事情によるものなのか。それらを通じて、日本のスポーツジャーナリズムの構造的特質と問題点を明らかにする。
 いちおう下記の授業計画を予定しているが、スポーツジャーナリズムにかかわるホットな出来事が起こったら、ニュース優先で授業を変更する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 スポーツジャーナリズム、スポーツ報道とはどのような世界なのかを理解してほしい。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 3分の2の出席を前提に、期末試験、授業中のレポートで評価。詳細はガイダンスで説明する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 原 寿雄『ジャーナリズムの思想』岩波新書
 『朝日新聞100年の記事に見るスポーツ人物誌』朝日新聞社
 橋本 一夫『日本スポーツ放送史』大修館書店
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 新聞、テレビをよく注意して、スポーツ界で今何が起こっていて、何が問題なのかを常に把握しておいてほしい。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス(授業の概要、成績評価法など)
【第2回】
 スポーツジャーナリズムとは何か
【第3回】
 新聞ができるまで
【第4回】
 スポーツ記者の世界概論
【第5回】
 スポーツ記者の世界(デスクワーク)
【第6回】
 スポーツ記者の世界(サッカー記者)
【第7回】
 スポーツ記者の世界(野球記者)
【第8回】
 スポーツ記者の世界(相撲記者)
【第9回】
 スポーツ記者の世界(五輪記者)
【第10回】
 新聞の始まりとスポーツ
【第11回】
 スポーツ報道の推移
【第12回】
 スポーツ新聞誕生
【第13回】
 スポーツ記事の変遷
【第14回】
 スポーツ報道の問題点
【第15回】
 まとめ