| １． |
授業の内容（Course Description） |
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わが国では，会計ビッグ・バンとも呼ばれる会計システムの大変革が進行している。これを監査する制度についても抜本的な見直しが行われ，2002年に監査基準が1991年の改訂以来10年ぶりに全面改訂された。監査実施準則，監査報告準則の廃止，監査基準への統合が図られ，不正摘発の徹底，ゴーイング・コンサーン監査の新設，リスク・アプローチの徹底などを柱とする監査基準ができあがった。
会計監査論 I では，2002年改訂監査基準を採り上げるが（2006年の改訂もふまえる），会計監査論を初めて学ぶ学生も理解できるように，その初歩から解説する。
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| ２． |
授業の到達目標（Course Objectives） |
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会計監査論の基礎的知識の修得とわが国会計監査制度を学ぶことを目標とする。
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| ３． |
成績評価方法（Grading Policy） |
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定期試験を80％程度，出席状況等を20％程度で総合的に評価する。
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| ４． |
テキスト・参考文献（Textbooks) |
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岩﨑 健久『現代会計監査論』（税務経理協会）
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| ５． |
学生への要望・その他（Class Requirements） |
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毎回の講義が相互に関連していくので，講義の内容を理解するためには，継続的な出席が必要となる。また，会計監査論 II とあわせて，わが国会計監査制度の全体像を説明するので，引き続き履修することが望ましい。
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| ６． |
授業の計画（Course Syllabus) |
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【第１回】
オリエンテーション
講義の進め方，成績評価の方法などを説明する。
【第２回】
財務諸表の構造 その１
財務諸表作成の前提について解説する。
【第３回】
財務諸表の構造 その２
個別財務諸表，連結財務諸表について解説する。
【第４回】
財務諸表の構造 その３
中間財務諸表，中間連結財務諸表について解説する。
【第５回】
財務諸表監査概論 その１
監査の意義について解説する。
【第６回】
財務諸表監査概論 その２
監査の種類について解説する
【第７回】
財務諸表監査概論 その３
二重責任の原則について解説する。
【第８回】
財務諸表監査概論 その４
「期待のギャップ」について解説する。
【第９回】
財務諸表監査概論 その５
不正及び誤謬・違法行為について解説する。
【第10回】
監査制度の解説 その１
【第11回】
監査制度の解説 その２
【第12回】
監査主体論について解説する。
【第13回】
監査基準の意義及び性質，監査基準の設定について解説する。
【第14回】
2002年改訂監査基準の概要 その１
2002年改訂監査基準の概要について2006年の改訂もふまえて解説する。
【第15回】
2002年改訂監査基準の概要 その２
2002年改訂監査基準の概要について2006年の改訂もふまえて解説する。
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