Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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情報システム論 II 佐藤 英人
選択  2単位
【経済】 09-1-1120-1850-12A

1. 授業の内容(Course Description)
 情報システムの新しい分野の一つとして、地理情報システム(Geographic Information System: GIS)がある。地理情報システムは、これまで紙で描かれてきた地図をデジタル化し、地図上に表現された様々な情報(地理データ)を幾何学的に分析するシステム全般を指す。すでにカーナビゲーションシステムやインターネットのデジタルマップなどに広く普及しているシステムである。本講義では、地理情報システムの基本的な原理や活用方法を中心に解説し、GISを利用したマーケティングの実際についても言及したい。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 地理情報システムの基本的な原理が理解できることを目標とする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 期末試験の結果を基本とする。ただし、必要に応じて講義中に小テスト・小レポートを課し、それも評価に加える。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 参考文献:古田均・吉川眞・田中成典・北川悦司編著『基礎からわかるGIS』、森北出版、2007、181p
 ※教科書は特に定めない。なお、上記以外の参考文献については、講義内で紹介する。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 本講は講義形式で行うため、パソコンの操作を求めない。地理情報システムの具体的な操作体験については、情報処理実習IIで行うので、並行履修することが望ましい。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 地理情報システムとは?
【第3回】
 地理情報システムの歴史
【第4回】
 地理情報システムのしくみと構成
【第5回】
 地理情報システムの概念モデル
【第6回】
 地理情報の取得
【第7回】
 データの構造
【第8回】
 データベースの構築と管理
【第9回】
 データの操作と分析
【第10回】
 空間解析(1)
【第11回】
 空間解析(2)
【第12回】
 結果の出力と解釈
【第13回】
 地理情報システムをめぐる関連技術
【第14回】
 社会への応用
【第15回】
 まとめ