Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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文章表現C 丹羽 憲夫
選択必修  2単位
【経済】 09-1-1120-1882-11A

1. 授業の内容(Course Description)
 実社会において要求される「コミュニケーション能力」のなかで、自分の意見や客観的な事実を正しく文章で表現できることが、効果的でわかりやすいプレゼンテーション能力とともに重要視されています。就職活動を進めるにあたっては、エントリーシートへの作文や、試験での小論文などが、そして入社後には様々な文書の作成にあたらねばなりません。
 正しい文章表現は様々な文章を読んで理解すること、そして、聞いて理解することがまず第1歩です。
 本講義ではテーマを限定せず、広範囲な事柄についての新聞記事やコラムなどを読んで、自分の意見を発表し、議論し、文章にすることを中心に進めていきます。
 春期は文章を書くことに慣れることに主眼を置き、ビジネス上要求される様々な文書の書き方を学びます。秋期はレポート・小論文の書き方を学びます。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 文章を正しく、わかりやすく、読みやすく書くための基本的なルールを習得すること。さらには、実社会で使われている様々な文書に対応できる基礎能力を身につけることが目標です。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 授業への出席を60%とし、毎時間中に提出されるレポートや演習の添削結果の評価を40%とします。
 受講態度(積極的な発言や報告など)については加点します。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキストは使用せず、プリントを配りますが、適宜講義中に参考文献を紹介します。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 文章表現は、まずいろいろな文章(新聞や書物)を読み、理解することによって培われます。
 読むことに慣れてください。
 そして、自分が理解したことを書くことによって、正しく、わかりやすい文章表現が出来るようになります。
 自分の意見や質問などを積極的に発言して、授業に参画してほしいと思います。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション:私の自己紹介、講義の内容・進め方、成績評価についての説明
 受講者の自己紹介とその文書化(提出)
【第2回】
 文書添削結果とその講評
 誰のために「書く」か?
 新聞記事・コラムを題材に議論し、個々の見解を作文(提出)
【第3回】
 作文添削結果とその講評
 文章の構成と基本要素
 新聞記事・コラムを題材に議論し、個々の見解を作文(提出)
【第4回】
 作文の添削結果とその講評
 正しい「書式」と句読点
 新聞記事・コラムを題材に議論し、個々の見解を作文(提出)
【第5回】
 作文の添削結果とその講評
 敬語の使い方と文体
 新聞記事・コラムを題材に議論し、個々の見解を作文(提出)
【第6回】
 作文の添削結果とその講評
 文章作成のテクニック
 新聞記事・コラムを題材に議論し、個々の見解を作文(提出)
【第7回】
 作文の添削結果とその講評
 情報の要約①
 新聞記事・コラムの要約演習(提出)
【第8回】
 要約演習の結果講評
 情報の要約②
 新聞記事・コラムの要約演習(提出)
【第9回】
 要約演習の結果講評
 情報の要約③
 メモ・ノートのポイント
 メモ・ノートの表現演習(提出)
【第10回】
 演習の結果講評
 文章の種類と表現①
 案内文・通知文
 案内文作成演習(提出)
【第11回】
 演習の結果講評
 文章の種類と表現②
 報告書
 報告書作成演習(提出)
【第12回】
 演習の結果講評
 文章の種類と表現③
 企画書
 企画書作成演習(提出)
【第13回】
 演習の結果講評
 文章の種類と表現④
 ビジネスレター
 ビジネスレターの作成演習(提出)
【第14回】
 演習の結果講評
 文章の種類と表現⑤
 自己申告書
 自己申告書作成演習(提出)
【第15回】
 演習の結果講評
 文章の種類と表現⑥
 eメールのルール
 メール通信作成演習
 春期のまとめ