Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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演習D 岡本 伸之
選択  2単位
【観光経営】 09-1-1130-1566-20A

1. 授業の内容(Course Description)
 この演習は、2年次と3年次合同の授業である。共通の研究テーマを「観光事業の将来展望」とし、旅行業、宿泊業、飲食業など各種観光事業の経営の諸問題に関心を寄せる学生を対象とする。演習とは、ゼミナールともいうが、教員の指導のもとに研究対象の現場で研究活動を行うことをいう。学部学生の場合は、基礎学力を身に付ける必要と時間等の制約があり、図書館での文献研究とインターネットを活用した情報収集等により研究を進めることになる。各自のテーマは、共通のテーマに関連し、教員の指導能力を越えないものであれば、任意のテーマを取り上げて構わない。何人かのグループで共通の研究テーマに取り組むことも歓迎する。ただし、共同研究に参加するメンバーの役割分担をはっきりさせることを条件とする。
 今年度から、参加者と協議しながら、夏季休暇中その他適当な期間に2泊3日程度の合宿を計画する予定である。合宿での課題も参加者と協議して決めるが、KJ法の演習などを予定している。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 最初に、自主的な研究テーマの設定の仕方、文献資料の探し方、研究計画の立て方等を学習した上で、その後は各自が選んだテーマに沿って自主的に研究を継続してもらう。春学期と秋学期、それぞれの学期中に最低2回の発表を義務付ける。担当者や参加者からの建設的な批判を受けながら、3年次末までにゼミ論を完成させ、4年次では研究活動を深化させて卒業研究に結実させることを期待したい。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 評価は、出席が50%、各学期2回の発表の出来栄えが25%、質疑応答への参加が25%の配分によって総合的に評価する。質疑応答に積極的に参加することを参加者の最も重要な役割とし、担当者や他の参加者の発表を聞くだけでまったく発言しない場合は、他の項目が満点でもB評価とする。出席しても、私語によって授業を妨害する学生には単位を認定しない。私語に対しては厳しく対処するので十分注意してほしい。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 下記のテキスト(①~③)と参考書(④~⑤)を用いる。これらのテキストと参考書の内容がこの演習の基礎知識となるので、各自自主的に学習すること。
 ①速水 博司 著『大学生のための文章表現入門』蒼丘書林
 ②澤田 昭夫 著『論文の書き方』講談社学術文庫
 ③川喜田 二郎 著『発想法』中公新書
 ④伊丹 敬之・加護野 忠男 著『ゼミナール経営学入門』日本経済新聞社
 ⑤フィリップ・コトラー 著、村田 昭治 監修、和田 充夫・上原 征彦 訳『マーケティング原理』
ダイヤモンド社
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 演習に所属することが大学生活をより充実したものにできればと希望している。同時に、パワーポイントの使い方、SWOT分析、KJ法、PDCAのサイクルを回すといった、卒業後必須の知識、技能、経験を身に付ける機会として機能させるようにしたい。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 夏季休暇中の研究活動の報告
【第2回】~【第14回】
 参加者による研究発表
【第15回】
 秋学期のまとめ