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授業の内容(Course Description) |
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比較文学論 I の続きを行います。 前期での予定が終わっていない場合、引き続き、前期の残りを解説します。その後、ヨーロッパの特質を最も具現化した作品であるダンテの『神曲』を解説します。原語は中世のイタリア語であるため、すべて私の訳を用いて解説します。『神曲』にはそれ以前の西洋文学のすべてが圧縮されています。『神曲』を通して数秘学の伝統やレトリックの伝統を学ぶことができると同時に、ダンテの驚嘆すべき独創性を解説します。この授業で説明する内容はいかなる日本の書物にも書かれていませんから、皆さんが書き取るノートが教科書となります。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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日本人が全く知らない西洋の文学の伝統と特質に関して知る。『神曲』を通して、西洋人の持つ、日本人とは異質な思考様式・発想を学ぶ。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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期末試験
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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なし。すべて配布プリントにより行う。
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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恒常的な出席と清聴を要望します。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】~【第5回】 前期の残り(もし前期で解説できな部分があれば) 『神曲』のイントロダクション 【第6回】~【第9回】 対訳による『神曲』の解説 【第14回】 試験 【第15回】 試験の返却および解説
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