Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
国際関係史B 濱田  陽
選択  2単位
【国際文化】 09-1-1310-0430-20A

1. 授業の内容(Course Description)
 【海外の視点:日本文化論にみる文化交流】
 日本と日本文化について考察する際、海外からの視点はときに私たちを叱咤し、また魅了する。海外知識人の日本理解を、その人間的キャラクターと時代状況をふまえながら考察し、多様な文化交流の様相を浮き彫りにしていく。
 東アジア、インド、欧米の事例をバランスを考慮して扱う予定である。
 『「縮み志向」の日本人』(李 御寧)、『ナショナリズム』(ラビンドラナート・タゴール)、『シュリーマン旅行記・清国・日本』(ハインリヒ・シュリーマン)、『菊と刀』(ルース・ベネディクト)、『表徴の帝国』(ロラン・バルト)、『日本史』(ルイス・フロイス)、『弓と禅』(オイゲン・ヘリゲル)、『徳川時代の宗教』(ロバート・ベラ)、『歴史の研究』(アーノルド・トインビー)など。
 上記に加え、最新の思想や考察を合わせて紹介していきたい。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 海外の視点による多様な日本文化論を学ぶことにより、文化への鋭敏かつ柔軟な感受性を養う。また、授業内で学んだ内容をふまえながら、自らが独自に考えた感想を交え、1000字以上の考察をまとめる力を身につける。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席(55%)、期末試験(45%)を目安とする。期末試験のテーマは試験の2~3週間前に発表する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 参考文献は講義中で紹介する。必要な資料はプリントで配布する。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 きちんと出席し、ノートを取りながら授業に集中して理解を積み重ねていくことが、期末試験のために必要である。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】・【第2回】
 「近代日本と海外知識人」
 授業で扱う思想家について概論的なガイダンスを行う。
【第3回】・【第4回】
 「東アジアの知識人(1)」
【第5回】・【第6回】
 「東アジアの知識人(2)」
【第7回】・【第8回】
 「欧米の知識人(1)」
【第9回】・【第10回】
 「インドの知識人」
【第11回】・【第12回】
 「欧米の知識人(2)」
【第13回】
 「海外の知識人・まとめ」
【第14回】
 「期末試験」
【第15回】
 「期末試験答案返却・全体講評」
 *以上の順序は入れ替わることがある。また、社会状況、国際情勢の変化に応じて、新しいトピックを加える。