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授業の内容(Course Description) |
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博物館の展示・旧家の蔵やタンスの中にねむっている古文書に、時折、行き会うことがある。和紙に黒々と記された墨跡を読むことができたら、その時、自分と過去の人びととの直接対話が成り立つだろう。また、浮世絵に接する機会も少なくない。そんな時、絵に添えられている文字を読むことができたら、私たちの世界は、より大きく拡がっていくにちがいない。 私たちの身近にある村方の文書、および庶民の教育機関であった手習所(寺子屋)で用いられた教科書などを素材に、主として江戸時代の古文書の読解力を体得することをめざす。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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後期に行ったことを、辞書をひきながらでも、読み切ることをめざす。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席状況、授業中に行う小テスト、期末試験など。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:菅野 則子・桜井 由幾 著『入門古文書を楽しむ』(竹内書店新社) なお関連文書を、授業中適宜配布する。
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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古文書学 I・IIの順で通年履修すること。欠席しないこと。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 古文書とは何か。文字の歴史・文字の種類について。 【第2回】~【第15回】 テキストに沿って読み進んでいく。なお、関連文書で随時補足する予定。
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