Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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英米文化入門 II 本田 毅彦
選択必修  2単位
【米英】 09-1-1340-0483-15A

1. 授業の内容(Course Description)
 イギリス人たちは多くの優れた辞書・事典を生み出してきましたが、18世紀後半には『ブリタニカ百科事典』、19世紀後半から20世紀初頭にかけては『オックスフォード英語辞典』(OED)、『イギリス国民伝記辞典』(DNB)が刊行されました。
 春期の授業では、イギリス社会における英語辞書編纂の歴史を概観し、ついで英語学者ジェイムズ・マリーによって主導された『OED』編纂の経緯についての分析を行います。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 英語および英語辞書の歴史をたどることにより、西洋文明の展開の重要な部分を理解することを目指します。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 学期末に、授業内容に関する論述形式での試験を行い、成績評価の基本にします。出席状況も重視します。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:本田 毅彦『大英帝国の大事典作り』講談社。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 講義を聞くだけでなく、授業中に紹介された研究書や、自分でみつけた講義内容に関連する文献を読み、自発的に勉強を進めることを期待します。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 授業内容について、ガイダンスを行う。
【第2回】・【第3回】
 イギリス社会における辞書編纂の歴史を概観する。
【第4回】~【第6回】
 ジョンソンの英語辞典について論じる。
【第7回】~【第11回】
 ジェイムズ・マリーと『OED』について論じる。
【第12回】・【第13回】
 『OED』への評価について論じる。
【第14回】
 『OED』の現状と将来について論じる。
【第15回】
 試験を行う。