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授業の内容(Course Description) |
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田村 明著『まちづくりと景観』(岩波新書)を講読し、地理学への理解を深める。 「景観」の概念はドイツ語のランドシャフト(Landschaft)に由来しており、きわめて地理学的な用語である。著者は本書の冒頭で、「日本では、自然の風景の素晴らしさとは裏腹に、街並みや都市の景観の多くは美しいとは到底いいがたい。それは、なぜなのか。住むに値し、訪れる魅力を備えた『まち』はどうしたらつくれるのか。無秩序なビル建設、醜悪な広告塔などを排するだけでなく、賑わいと潤いのある、真に美しい都市の可能性を、内外の具体例を挙げながら考える。」と述べている。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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本書の講読を通して、日本の「まちづくり」に欠けている「美しい景観」とは何かを修得する。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席を重視する。毎回、講読担当者にはレジュメの提出を課し、担当部分の発表と質疑応答および出席状況を合わせて総合的に評価する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:田村 明著『まちづくりと景観』(岩波新書985)を使用するので、事前に購入しておくこと。また、高校の地図帳を持参すること。持っていない場合は、二宮書店編集部『高等地図帳』を購入することを薦める。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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テキストの講読担当者は、必ずレジュメを作成して事前に提出すること。遅刻は厳禁。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス:講読の方法と発表担当者の割り当て 【第2回】 テキスト講読(その1) 【第3回】 テキスト講読(その2) 【第4回】 テキスト講読(その3) 【第5回】 テキスト講読(その4) 【第6回】 テキスト講読(その5) 【第7回】 テキスト講読(その6) 【第8回】 テキスト講読(その7) 【第9回】 テキスト講読(その8) 【第10回】 テキスト講読(その9) 【第11回】 テキスト講読(その10) 【第12回】 テキスト講読(その11) 【第13回】 テキスト講読(その12) 【第14回】 テキスト講読(その13) 【第15回】 まとめ
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