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授業の内容(Course Description) |
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ヨーロッパの庭園を通して、ヨーロッパの社会と文化を見ます。庭園は、総合的なもので、社会や文化を背景に生まれ、社会と文化を色濃く反映しています。庭園の芸術的な美しさも味わいます。 ビデオ、図版をたくさん使用します。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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ヨーロッパの庭園の美しさが分かり、4つの大きな様式が見分けられるようになればいいと思っています。あわせて、日本の庭園への興味が湧けば、結構です。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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学期末レポート70%、出席30%。 講義を聴けば、順次、基本知識が蓄積される(と期待されます)ので、その分を30%に評価します。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは、『ヨーロッパの庭園』(中公新書)。 『英国の庭園』(法政大学出版局)、その他手頃な参考文献は、講義のなかで、紹介します。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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1.ひとの話をよく聞こう。 2.質問をしよう。 3.積極的になろう。 4.知識と世界を広げよう。 5.講義で聞いたことを、後で一度目をつぶって、思い出し、考えてみよう
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第一回】 ヨーロッパの庭園の概要 【第2回】 イタリア・ルネサンスの庭園(1) −フィレンツェ都市貴族の庭 【第3回】 イタリア・ルネサンスの庭園(2) −法王と枢機卿によるローマの庭 【第4回】 イタリア・バロックの庭園と「整形+自然」の複合庭園 【第5回】 スペインのパティオ(中庭)とイスラム庭園 【第6回】 フランス幾何学式庭園(1)−誕生まで 【第7回】 フランス幾何学式庭園(2)−王権の誇示 【第8回】 イギリス風景式庭園(1) −反フランスと「自然・不規則・多様」の言説 【第9回】 イギリス風景式庭園(2) −初期の素人造園家の名園 【第10回】 イギリス風景式庭園(3) −ケントによる範例の創出: イギリスの農牧風景と文化連想の庭 【第11回】 イギリス風景式庭園(4) −ピクチャレスクの庭 【第12回】 イギリス風景式庭園(5) −緑一色の貴族の楽園 【第13回】 イギリス19世紀の庭園 −様式の百花繚乱 【第14回】 イギリスの現代庭園 −設計と園芸を楽しむ:ブルジョワの庭 【第15回】 現代庭園の最前線
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