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授業の内容(Course Description) |
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映画は世界中に輸出されている、非常に影響力の強い米英の現代文化です。現在イギリスのテレビ・映画界で最も活躍している脚本家で、今では英国のInstitutionだともいわれているRICHARD CURTIS (リチャード・カーティス)の初監督作品LOVE ACTUALLYをとりあげます。 授業では2003年末のクリスマス映画としてイギリスで封切られたLOVE ACTUALLYのSCREENPLAY(脚本)の英語/日本語の対訳本をテキストにして、毎回字幕なしで英語を聞き取りながら、映画の各シーンで使われる生のイギリス英語を学び、かつ、このイギリス映画を通して現代のイギリス社会と文化の様々な側面、そしてまた、イギリス人が世界に誇るユーモアとウィットのセンスについて考察していきます。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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この映画のテーマになっているLOVE(愛)は、実はイギリスやアメリカなどのキリスト教文化圏における人間社会の伝統的な礎(いしずえ)です。「19人の様々な男女が織りなす恋愛模様をユーモアとウィットに富んだ会話と心温まる&切なくなるエピソードでクギづけにする英国のラブストーリー」と宣伝されているこのイギリスの大ヒット映画を観賞し、その英語の脚本を精読しながら、新約聖書の中で繰り返し強調されている「愛」とは一体何なのか、また、歴史的にキリスト教国であるイギリスにおける「LOVE」と現代日本社会における「愛」とはどういう違うのか(あるいは、違わないのか)、という問題を考えていきます。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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レポートまたは期末試験。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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『LOVE ACTUALLY』 (DHC刊)
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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春学期の継続授業です。が、秋学期からも履修できます。授業には(できるだけ電卓式でない、本の)英和中辞典を必ず持参すること。全員が毎回必ず予習をして、知らない単語はすべて辞書で調べてきている、という前提で授業を進めます。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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開講時に指示します。
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