Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
イギリス社会文化論 I B 小山 郁夫
選択  2単位
【教育】 09-1-1410-0225-15A

1. 授業の内容(Course Description)
 「シュタイナー教育」について、初心者向けに話しをします。
 「シュタイナー教育」は、国や人種や宗教を超えて今世界中で注目されている、最新の「教育方法」です。この教育は、90年前にドイツで始められ、着実に各国で実績を残し、現在全世界で1000校ほどのシュタイナー学校を生み出しています。なぜこれほど広まっているのでしょうか、そのナゾに迫ってみましょう。
 この教育の目指すところを端的にいうと、「自由への教育」ということになります。この教育を受けた生徒が、どんな人とも繊細なコミュニケーションがとれ、人に奉仕できる人間になっていく、それがこの教育の目標です。
 授業では、アルマ・シュミット先生の『シュタイナー教育入門』をゆっくり読みながら、「人間の7年周期説」、「フォルメン」、「オイリュトミー」、「十二感覚論」、「コミュニケーションのとり方」について分りやすく解説し、時々実演も交えます。
 機会があれば、シュタイナー教育関連のDVDを鑑賞する予定です。
 講義の説明の分りにくいところは学生からレポートしてもらい、それに対して次の授業で答えていくようにしたいと思います。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 これからは、「自己教育」の時代であるといわれています。シュタイナー教育を通して、自分のことや人のことをよく理解し、同時に自己教育の方法を学び、一生を通じてどんなときでも誰からでも自分から学べる力をつけてください。そして、この世界のために奉仕できる人間になるための基礎を築いてください。それがこの授業の目標です。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 期末テスト(普段の授業での出席は取りません)
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:アルマ・シュミット『シュタイナー教育入門』(東京賢治の学校)
 参考文献:小玉 ユキ『坂道のアポロン 1』『坂道のアポロン 2』
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 シュタイナー教育の概観
【第3回】
 第1・7年期(0才~7才まで)について
【第4回】
 第2・7年期(7才~14才まで)について
【第5回】
 第3・7年期(14才~21才まで)について
【第6回】
 人生全体のヴィジョン
【第7回】
 フォルメン―対称図形と連続模様
【第8回】
 オイリュトミー
【第9回】
 十二感覚論(その1)―「触覚器」「生命感覚器」「運動感覚器」「平衡感覚器」
【第10回】
 十二感覚論(その2)―「視覚器」「嗅覚器」「味覚器」「熱感覚器」
【第11回】
 十二感覚論(その3)―「聴覚器」「言語感覚器」「思考感覚器」「自我感知感覚器」
【第12回】
 気質論(その1)―多血質と憂鬱質
【第13回】
 気質論(その2)―胆汁質と粘液質
【第14回】
 まとめ
【第15回】
 期末テスト