Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
イギリス社会文化論 II B 小山 郁夫
選択  2単位
【教育】 09-1-1410-0225-16A

1. 授業の内容(Course Description)
 宮沢賢治「よだかの星」をゆっくり読みます。
 まず日本語で丁寧に読みながら、そこに描かれている「コミュニケーションのとり方」を学んでみます。また、「よだか」がどのようにして自分を強くしていくか、詳しく調べながら、物語をたどって行きます。
 次に、英訳と原文を比べながら、ヨーロッパ社会における「自我」と、日本社会における「自我」の成り立ちの特徴の違いを調べてみたいと思います。
 宮沢賢治の教師としての生き方や、世界観についても言及し、賢治の教え子を収録したDVD鑑賞会を開きます。
 講義の説明の分りにくいところは学生からレポートしてもらい、それに対して次の授業で答えていくようにしたいと思います。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 授業で「よだかの星」を読み続けることによって、コミュニケーションの基盤である「行動力」をつけてください。それから、物語をじっくり読むことで、ことばの繊細なニュアンスを感じ取る「想像力」を養ってください。そして、「自分はなぜ生まれたのか」「世界に奉仕するとはどういうことか」を「自分なりに考え続ける力」をつけてください。
 そうした3つの力を身につけることが目標です。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 期末テスト(普段の出席は取りません)
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:アルマ・シュミット『シュタイナー教育入門』(東京賢治の学校)
 参考文献:小玉 ユキ『坂道のアポロン 1』『坂道のアポロン 2』
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 宮沢賢治「よだかの星」(その1)
【第3回】
 宮沢賢治「よだかの星」(その2)
【第4回】
 宮沢賢治「よだかの星」(その3)
【第5回】
 宮沢賢治「よだかの星」(その4)
【第6回】
 宮沢賢治「よだかの星」(その5)
【第7回】
 宮沢賢治「よだかの星」(その6)
【第8回】
 宮沢賢治「よだかの星」(その7)
【第9回】
 宮沢賢治「よだかの星」(その8)
【第10回】
 「賢治の教え子シリーズDVD」鑑賞会
【第11回】
 宮沢賢治「よだかの星」(その9)
【第12回】
 宮沢賢治「よだかの星」(その10)
【第13回】
 宮沢賢治「よだかの星」(その11)
【第14回】
 宮沢賢治「よだかの星」(その12)
【第15回】
 期末テスト