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授業の内容(Course Description) |
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宮沢賢治「よだかの星」をゆっくり読みます。
まず日本語で丁寧に読みながら、そこに描かれている「コミュニケーションのとり方」を学んでみます。また、「よだか」がどのようにして自分を強くしていくか、詳しく調べながら、物語をたどって行きます。
次に、英訳と原文を比べながら、ヨーロッパ社会における「自我」と、日本社会における「自我」の成り立ちの特徴の違いを調べてみたいと思います。
宮沢賢治の教師としての生き方や、世界観についても言及し、賢治の教え子を収録したDVD鑑賞会を開きます。
講義の説明の分りにくいところは学生からレポートしてもらい、それに対して次の授業で答えていくようにしたいと思います。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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授業で「よだかの星」を読み続けることによって、コミュニケーションの基盤である「行動力」をつけてください。それから、物語をじっくり読むことで、ことばの繊細なニュアンスを感じ取る「想像力」を養ってください。そして、「自分はなぜ生まれたのか」「世界に奉仕するとはどういうことか」を「自分なりに考え続ける力」をつけてください。
そうした3つの力を身につけることが目標です。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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期末テスト(普段の出席は取りません)
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:アルマ・シュミット『シュタイナー教育入門』(東京賢治の学校)
参考文献:小玉 ユキ『坂道のアポロン 1』、『坂道のアポロン 2』
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】
イントロダクション
【第2回】
宮沢賢治「よだかの星」(その1)
【第3回】
宮沢賢治「よだかの星」(その2)
【第4回】
宮沢賢治「よだかの星」(その3)
【第5回】
宮沢賢治「よだかの星」(その4)
【第6回】
宮沢賢治「よだかの星」(その5)
【第7回】
宮沢賢治「よだかの星」(その6)
【第8回】
宮沢賢治「よだかの星」(その7)
【第9回】
宮沢賢治「よだかの星」(その8)
【第10回】
「賢治の教え子シリーズDVD」鑑賞会
【第11回】
宮沢賢治「よだかの星」(その9)
【第12回】
宮沢賢治「よだかの星」(その10)
【第13回】
宮沢賢治「よだかの星」(その11)
【第14回】
宮沢賢治「よだかの星」(その12)
【第15回】
期末テスト
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