Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
イギリス文学史 I 佐野 昭子
選択必修  2単位
【米英】 09-1-1410-0261-13A

1. 授業の内容(Course Description)
 現在使われているさまざまな言語には、その言語を使用してきた人々の叡智が蓄積されています。言語は人間の知の遺産です。英語の各授業は英語をツールとして使用するためのスキルの獲得を目的としていますが、その場合も文化遺産としての英語への認識と理解がなければ、真の実力とはなりません。「English Heritage I 、II」は英語文化の始まりから18世紀までを範囲としていますが「English Heritage I 」においては「ベオウルフ」からミルトンまでを扱います。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 この授業の目的は、知的遺産としての英語文化を知り、言語を学ぶための素養とすることにあります。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席状況20%、発表10%、提出物20%、期末テスト50%
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 開講時に指示します。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 『ベオウルフ』(古英語の時代−1)
【第3回】
 『アングロ・サクソン年代記』(古英語の
時代−2)
【第4回】
 ウィリアム征服王(ノルマン人の征服とその後の変化)
【第5回】
 『カンタベリー物語』(中英語の文化、英詩の確立、百年戦争)
【第6回】
 『エヴリマン』(英国演劇の起源と興隆)
【第7回】
 『ユートピア』(英国ルネッサンス、宗教改革)
【第8回】
 『妖精女王』(英詩の洗練、ソネットの流行)
【第9回】
 エリザベス一世(中央集権国家の確立と繁栄)
【第10回】
 シェイクスピア(歴史劇、喜劇)
【第11回】
 シェイクスピア(悲劇、ロマンス劇)
【第12回】
 『欽定訳聖書』(聖書の歴史、英語聖書の影響力)
【第13回】
 ジョン・ダン(形而上詩)
【第14回】
 『失楽園』(清教徒革命、詩人ミルトンの業績)
【第15回】
 まとめ