1. |
授業の内容(Course Description) |
|
現在使われているさまざまな言語には、その言語を使用してきた人々の叡智が蓄積されています。言語は人間の知の遺産です。英語の各授業は英語をツールとして使用するためのスキルの獲得を目的としていますが、その場合も文化遺産としての英語への認識と理解がなければ、真の実力とはなりません。「English Heritage I 、II」は英語文化の始まりから18世紀までを範囲としていますが、「English HeritageII」においてはイギリスについては王政復古期から18世紀末までを扱い、アメリカについては新大陸の発見からアメリカ合衆国の成立までを扱います。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
この授業の目的は、知的遺産としての英語文化を知り、言語を学ぶための素養とすることにあります。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
出席状況20%、発表10%、提出物20%、期末テスト50%の割合で、総合的に評価します。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
開講時に指示します。
|
5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
|
6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 『天路暦程』(清教徒による長命のベストセラー) 【第2回】 ドライデン(詩人・劇作家・批評家・翻訳家) 【第3回】 アレグザンダー・ポープ(古典主義の完成) 【第4回】 ジョン・ロック『人間悟性論』(自由主義・民主主義の指導原理) 【第5回】 『ピープスの日記』(日記文学、王政復古期の文化) 【第6回】 『ロビンソー・クルーソー』、『ガリバー旅行記』(ジャーナリズムの発展と小説の先駆) 【第7回】 『パミラ』、『トム・ジョーンズ』(近代小説の誕生と発展) 【第8回】 ジョンソン博士(18世紀の知性と個性) 【第9回】 「墓畔の哀歌」(センティメントの時代、都市から田園へ) 【第10回】 ロバート・バーンズ、ウィリアム・ブレイク(初期ロマン派詩人たち) 【第11回】 新発見の地アメリカ(トマス・ハリオット『新発見の地ヴァージニアについての簡潔にして真実なる報告』、ジョン・スミス『真実のヴァージニア物語』、アフラ・ベイン『オルノーコ』) 【第12回】 メイフラワー号(ウィリアム・ブラッドフォード『プリマス植民地について』、ジョン・ウィンスロップ『ニューイングランド史』 【第13回】 ジョナサン・エドワーズ、ベンジャミン・フランクリン 【第14回】 アメリカ合衆国の成立へ(トマス・ペイン『コモン・センス』トマス・ジェファーソン他「独立宣言」 【第15回】 まとめ
|