Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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アメリカ言語文化研究 I C 藤田 敏明
選択必修  2単位
【米英】 09-1-1410-0463-11A

1. 授業の内容(Course Description)
 テーマ[ハリウッド・ヒーローズ&ヒロインズ]
 各時代の代表的な映画「ヒーロー」「ヒロイン」の姿を考えながら、それぞれの時代のアメリカ社会について考えていきたいと思います。
 新しいものは学生諸君にとって結構「知っている」筈ですので、学生諸君の余りなじみのない「白黒時代の作品を中心にしたいと思います。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 映画という媒体を通して、アメリカ人の考える[人間としてのあり方]を、特に1960年代以前の[古典的]な時代の中で理解すること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 毎回、感想を書いていただきますのでそれが平常点になります。学期末にレポートを一つ。レポート41%、というところでしょうか。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 なし――毎回、映像を見ていただきます(教室が確保できれば)
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 かなりの時間が[暗闇の中]になりますが、[他の人の迷惑になること]をしたら、追い出します。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ゲーリー・クーパー&マレーネ・ディートリッヒ『モロッコ』1930年の「かっこいい兵士」と「大人の女」。
【第2回】
 『モロッコ』後半。
【第3回】
 エリザベス・テーラー&モンゴメリー・クリフト『日のあたる場所』上昇志向の青年と上流階級のお嬢さん。
【第4回】
 『日のあたる場所』後半――裁判映画の系譜。
【第5回】
 チャップリン『独裁者』
【第6回】
 『独裁者』二回目。
【第7回】
 『独裁者』三回目。
【第8回】
 ゲーリー・クーパー&オードリー・ヘップバーン『昼下がりの情事』ロマンティックコメディの原点。
【第9回】
 『昼下がりの情事』二回目。
【第10回】
 グレゴリー・ペック『アラバマ物語』人種差別に対して立ち上がる正義の弁護士。
【第11回】
 『アラバマ物語』二回目。
【第12回】
 ヘンリー・フォンダ『十二人の怒れる男』裁判映画の原典、力ではなく理性で人を動かすということ。
【第13回】
 『十二人の怒れる男』後半。一般市民の思いやりが人を救う。
【第14回】
 チャールトン・へストン『十戒』――スペクタクル時代劇。キリスト教には[カリスマ]がいる。
【第15回】
 『十戒』後半。