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授業の内容(Course Description) |
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欧米で考案・開発されたフィルムと映写機を購入することに始まったアジア映画は、今日では自国文化の発信媒体としてばかりではなく、経済活性化の重要な役割を担う。そこで、グローバル・マーケットにおいて最強の米国映画に刻まれる文化記号が、日本・中国・韓国その他の国々の観客にどのように解読されうるのかを探ることには、大きな意味が見出せる。その方法論として、米国の映画理論をいくつか学び、映画作りと受容にどう活かされるのかを考える。秋期前半の講義を正確に理解すれば、後半の映画鑑賞をこれまでとは異なるレベルに高められるはずである。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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成績評価方法(Grading Policy) |
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期末の持ち込みテスト40% 出席60%
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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教科書:水口紀勢子著『映画の母性』彩流社
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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講義と映画鑑賞のメモとりに集中できるように、私語は規制し、授業開始後30分で教室をロックする。
上映作品は、ハード環境などにより変更することもある。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】
イントロダクション
日本映画の創成期
欧米の影響と日本映画
【第2回】
イントロダクション
戦前の日本映画
第2次大戦後の変化
【第3回】~【第6回】
70年代の精神分析的理論
80年代のポスト構造主義
80年代半ばのネオフォーマリズム
フェミニズム・民族・ポストコロニアリズムなど
【第7回】~【第15回】
映画の解説と鑑賞
ステラダラス・招かれざる客・ダンサーインザダーク
母もの映画・秋日和・日本の悲劇・愛を乞うひと
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