Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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現代文化論2 上田 仁志
選択  2単位
【現代ビジ】 09-2-2110-0078-22A

1. 授業の内容(Course Description)
 この授業の目的は、近年の優れた日本映画の鑑賞と批評文の作成を通して、感性を磨き、論理的に考える力を養い、文章表現力を高めることにあります。
 近年、商業的に好調な日本映画ですが、興行成績の良し悪しとは別に、新しい注目すべき映画表現が生まれています。ベテラン監督の活躍も見られますが、今や映画表現の中心的な担い手は、1970年代以降生まれの若手監督に引き継がれようとしています。また、ベストセラー原作(特に漫画)の映像化が多数をしめる中で、オリジナル脚本や映画ならではの演出や表現にこだわった映画作りも見られます。こうした点を踏まえて、秋期セメスターでは、人気作家の小説の映画化(『きみの友だち』、『アヒルと鴨のコインロッカー』、『明日の記憶』)、漫画原作の映画化(『夕凪の街 桜の国』)、人気ブログの映画化(『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』)に加え、『ROBOROCK』、『歩いても歩いても』といったオリジナル作品を取り上げます。これらの映画は、原爆被害や若年性認知症といったシリアスな問題を提起するものから、誰もが経験する友情や恋愛を描いたもの、さらにミステリーやSF、コメディーと内容やジャンルは多岐にわたっていますが、いずれも個性ある優れた作品です。これらの多彩な作品を鑑賞後、それぞれの作品の特色や背景的知識をカバーしたうえで、独自の批評文を書いてもらいます。


2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 批評文の基本的な書き方(ルール)は初回の授業で示しますが、注意する点は、単なる好き嫌いや個人的感想を述べただけでは批評にならないということです。授業の解説を参考に、きちんと作品を理解したうえで、説得力のある批評文を書くことが目標となります。とくに、
 (1)作品の特徴を適切にまとめ、
 (2)独自の観点から作品について意見を述べ、
 (3)作品の中から具体例をあげて根拠を示す。
というポイントを押さえた論評が書けることが大切です。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 全15回の授業中10回以上の出席が必要条件です。出席点を満たしている場合、レポート(批評文)の総合評価(75%)と期末試験(25%)によって成績をつけます。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 (1)初回の授業から映画観賞を行います。
 (2)授業を休んだ場合は、図書館等でDVDの鑑賞を行ない、批評文を提出してください。
 (3)授業中の私語や携帯電話操作、勝手な教室の出入り、その他、非常識な行為は厳禁です。注意しても改善が見られない場合は、相応の減点措置をとります。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】・【第2回】
 『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』
【第3回】・【第4回】
 『夕凪の街 桜の国』
【第5回】・【第6回】
 『歩いても歩いても』
【第7回】・【第8回】
 『明日の記憶』
【第9回】・【第10回】
 『きみの友だち』
【第11回】・【第12回】
 『ROBOROCK』
【第13回】・【第14回】
 『アヒルと鴨のコインロッカー』
【第15回】
 期末試験