Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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日本語講読演習 II 木村 康平
選択  2単位
【現代ビジ】 09-2-2110-0181-16A

1. 授業の内容(Course Description)
 科目名が「日本語講読演習」となっていますが、日本語の基礎について学ぶ授業ではありません。
 この授業は将来、編入試験を受けて、4年制の各学部へ編入したいと考えている人のために開かれたものです。
 授業は、編入試験対策として、現代文問題の解き方を中心に説明していきます。毎回、問題を各自に解いてもらい、その後、正解を導くにはどうすればよいかということを解説します。各自が主体的に取り組んで、はじめて授業が成り立ちます。科目名に「演習」とあるゆえんです。また、編入試験の「国語」には毎年かならず漢字問題が出題されます。漢字が正しく読み書きできるどうかは合否を決める大きなポイントになります。そこで、授業では毎回、漢字の小テストを行います。
 自ら学び、現代文問題を解く力を身につけたいという強い気持をもってはじめて有益な授業となるでしょう。
 春期の授業を基礎編として、秋期は応用編とします。秋期は、やや難度の高い問題に取り組みたいと思います。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 受験国語や受験頻出漢字をマスターすることを目標とします。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 漢字テスト・小テスト・出席点を含む平常点の合計(70%)+ 実力テスト(30%)
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 プリントを用意します。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 出席を重視します。遅刻をしないこと。授業に自ら取り組むこと。授業のマナーを守ること。授業時のケータイの使用は認めません。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 授業計画と授業に対する取り組み方の説明
【第2回】
 評論文の解き方(1)― 筆者の価値観を判断する
【第3回】
 評論文の解き方(2)― 答えはすべて問題文中にある
【第4回】
 評論文の解き方(3)― 傍線部の指示語をどう解くか
【第5回】
 随筆を読む(1)― 筆者の主観的視点をとらえる
【第6回】
 評論文の解き方(4)― 傍線部の言い換え問題
【第7回】
 評論文の解き方(5)― 傍線部の説明問題
【第8回】
 評論文の解き方(6)― 選択肢問題の解法
【第9回】
 随筆を読む(2)― キーワードの見つけ方
【第10回】
 評論文の解き方(7)― 空欄補充問題
【第11回】
 評論文の解き方(8)― 脱文挿入問題
【第12回】
 評論文の解き方(9)― 記述問題について
【第13回】
 小説の読み方 ― 行間に隠された感情を読みとる
【第14回】
 詩の読み方 ―「喩」の解き方
【第15回】
 まとめ