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授業の内容(Course Description) |
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大学あるいは社会において、文章を書く機会はたくさんある。パソコンの普及で漢字を正確に書けない学生もいる。就職試験の小論文では、自分らしさをアピールするためにも、自分の考えを論理的に、かつわかりやすく文章に表現することが求められる。小論文などは、文章を書くというトレーニングを積まないと、うまくなるものではない。 このクラスでは、就職試験はもとより、社会人になって困らないように、手紙の書き方、小論文・レポートの書き方、履歴書の書き方、資料の集め方、漢字・熟語の使い方など、毎週さまざまな文章の書き方を提示し、学生が実際に文章を書く訓練を行なう。 一般的な文章の形態や書き方を習得した上で、目的に合った文章が書ける能力を身に付けることを目的とする。さらに、経済学部の学生のために、文章の応用として、経済学の小論文の書き方も扱う。私自身、NHKとテレビ東京にアナウンサーとして10年間勤務した。ジャーナリストとしてわかりやすい文章を書き、表現することを仕事としていた。私の経験をふまえて、学生の皆さんには、わかりやすい文章表現法を伝授したい。 シラバスの通りに、なるべく進めたいが、学生の習熟度によっては、多少遅れることもある。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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文章を書くことに慣れること。まず当面は就職試験を想定し、履歴書、エントリーシートを書けるようにする。それができたら、経済学関係(たとえば金融問題など)を中心としたテーマで、小論文を何本か書いてみて、就職試験の小論文がクリアできることを最低限の目標とする。そのあと、社会人になってから、困らないように、出張報告書、企画書など実社会で役に立つ文章が書けるようにする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席を重視し、授業内の課題と合わせた総合点で評価する。文章は書くことがトレーニングなので、課題提出が大切で、定期試験も、小論文を書く作業となる。課題の他に、学生の積極性を評価するという観点から、学生各自が自主的に取り組んだものも加点対象とする。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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教科書は、指定しない。毎回必要なハンドアウトを配布する。 参考文献は、授業の最初の回に紹介する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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文章は書くことが必要なので、書くという作業を行なわないと上達しない。学生の提出物は必ず翌週までに添削して返却するので、提出期限を守ること。教科書やプリントに加えて、講義のノートを取ることが重要。学生の積極性を大切にしたい。マスコミなどをめざして文章力をさらに上達させたい希望学生には、授業外での個別指導も歓迎する。文章は、書かなくてはうまくならないので、提出物は、なるべく多く提出することがのぞましい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 文章を書く時のルールなど。「文章を書く」という作業全般についての解説。成績の付け方の説明。提出物の説明等。受講希望学生は、必ず第1回目から出席すること。ノートテイクのしかたも説明する。 【第2回】 文章の構成の仕方−主題設定、段階法、材料配列。 課題−「自分の売り」をテーマに文章を書いてみる。(原稿用紙使用)200字 【第3回】 言葉づかい−語句の選択、文体統一、漢字の用法、かなの用法、敬語、句読点。 課題−学生各自が関心のあるテーマを選び200字で書く。(原稿用紙使用) 【第4回】 手紙、葉書の書き方−礼状、依頼状、案内状、手紙文の種類と様式。 課題−手紙と葉書を書いてみる。(便箋使用) 【第5回】 履歴書の書き方−就職活動に必要な資料請求や履歴書の書き方。 課題−履歴書を書いてみる。 【第6回】 文章要約の仕方−新聞の社説等を使って、文章を読み込み、簡潔に表現する。 課題−社説を読んで、200字に要約する。主に、朝日新聞の天声人語を使用。 【第7回】 小論文・レポートの書き方−テーマ設定、章・節の付け方、引用・参考文献等書き方の約束について。 【第8回】 文献・資料の集め方と整理方法−文献検索、新聞記事の探し方、図書館利用法、資料整理法、インターネット利用法。 【第9回】 経済学小論文の書き方−構想のたて方、下書き、校正等。 課題−経済学に関するテーマで課題を出し、課題のポイントをつかんで、400字で書く。 【第10回】 口頭表現の仕方−面接の受け方、自己表現と自己紹介。 課題−1分間で自己アピールをする。 【第11回】 口頭表現の仕方−面接における討論、ディベートの仕方、グループ面接等。 【第12回】 電話−電話の受け答え、メモの取り方、取材の仕方、アポイントメントの取り方等。 【第13回】 ビジネス文書の書き方−社内・社外文書の書き方。就職してから必要となる文書の様式について。 【第14回】 まとめ 【第15回】 まとめ・試験(持ち込み可)
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