Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
教育思想史 鞍馬 裕美
選択  2単位
【教育】 09-2-2120-1644-12A

1. 授業の内容(Course Description)
 この授業では、まず、人間の発達に与える環境や教育の影響について概説する。次に、子ども観・教育観の変遷を扱い、教育という営みが制度化・組織化されてきた過程を歴史的に説明していく。教育という営みがその時代や社会に大きく左右されつつも、独自の理念や思想を内包して展開されていることを振り返り、今後の展望を図る。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 ①人間の発達に与える環境や教育の影響について理解を深める。②子ども観・教育観の変遷を踏まえ、教育という営みが制度化・組織化されてきた過程を歴史的に把握する。③時代の変遷とともに、教育の目的や内容が変化を遂げてきたことを理解する。また一方で、各時代に通底し、尊重されてきた教育の原理や思想について自ら追究し、それらに対する見解を論理的に説明できるようになる。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 ①授業への出席・参加状況、②授業時に提出するリアクションペーパー、③学習活動の過程と成果を記録したファイル(ポートフォリオ)、④期末試験または期末レポート、以上に基づいて総合的に判断する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 適宜必要な資料を配布し、参考文献を提示する。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 授業等を通じて、自分の考えや疑問、新しく学んだことを随時記述し、学習活動の過程と成果を示すファイル(ポートフォリオ)として蓄積していくことを期待する。蓄積したポートフォリオは、授業内外において、それぞれの省察や課題の克服に役立てて欲しい。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション
【第2回】
 人間の発達と環境
【第3回】
 人間の発達と教育
【第4回】
 子ども観・教育観の変遷(1)
【第5回】
 子ども観・教育観の変遷(2)
【第6回】
 古代から近世期における教育
【第7回】
 明治期における教育
【第8回】
 大正期における教育
【第9回】
 戦時下における教育
【第10回】
 戦後日本と教育(1)
【第11回】
 戦後日本と教育(2)
【第12回】
 高度経済成長期における教育
【第13回】
 臨時教育審議会以降の教育(1)
【第14回】
 臨時教育審議会以降の教育(2)
【第15回】
 社会・子どもの変化と教育の変化