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授業の内容(Course Description) |
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宗教の癒しと医学の治療 宗教と癒しはきわめて密接に関わりあっている。病気治療の奇跡は、今も昔も洋の東西を問わず、宗教が信奉者を増やし、勢力を伸ばす時の強力な武器になっている。また、宗教が治療するのは、身体的な病だけではなく精神的な病も対象になるし、さらには不幸のような生活全体の"不調"にも関わる。したがって宗教の癒しは、いわゆる医学的な治療と比べて、効果の点で優れているか劣っているかということだけが問題なのではない。むしろ治療の対象、手段、病因論、生活の中での位置づけなど、そのあり方が根本的に異なっているのであり、その違いを考察すべきであろう。この授業では宗教の癒しについて医学の治療と比較しつつ、様々な角度から考えていく。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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自分なりの疑問、問題意識をもって文献を読み、自分の考えを広げ、深める。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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授業中の発表、ディスカッションを平常点として(50%)、あとは学期末にレポートを提出してもらい(50%)、総合的に評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは受講者の関心にしたがって決める。参考書は授業中に順次紹介する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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多面的な知識が要求されるので、物事をいろんな角度から見る力を養って欲しい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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テキストの選定、授業の形式ともに、学生の関心や要望を確認した上で決定する。 一緒に基本テキストを読んでもいいし、受講者1人1冊ずつ本を分担して発表してもいい。あるいは外国語(英語)の文献を読む訓練をしてもいい。
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