Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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演習 II 寺尾 好正
選択  2単位
【経済】 10-1-1110-0369-06

1. 授業の内容(Course Description)
 銀行の業務と経営について、現実に即して学ぶことを通じて、下記の3点を身につけ、各自の人的な価値を高めることが目的。
 −現実に即して学ぶために、銀行業務経験の豊富な第一線で活躍する銀行マンを講師として招聘し、最前線の話を聞く機会を適宜設けるほか、カレントな金融の話題を随時取り上げ、臨場感あふれる内容とする予定。
 ①現実の金融の問題への取り組みを通じて、自らが主体的に学ぶ姿勢と方法を身に付ける。
 ②明快なプレゼンテーション、簡潔な文章表現といった、社会人にとって必須の、口頭および文章表現力を向上させる。
 ③豊富な情報の源ではあるが、玉石混淆である“インターネット”から金融に関する有効な情報を引き出すノウハウをマスターする。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 金融の常識を身に付けること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 ①ゼミへの出席・参加状況、②リポートの内容、③プレゼンテーションの3者のより、総合的に評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 〔テキスト〕
  ・『金融読本〔第27版〕』島村 高嘉・中島真志 著 東洋経済新報社
 〔参考文献〕
  ・『現代の金融入門』池尾 和人 著 ちくま新書
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 事前の知識は求めない(初心者でも一定のレベルの金融の常識を身に付けられる)。好奇心・探究心旺盛な学生の参加を特に歓迎する。できれば、各自がインターネットを使える環境を整備することが望ましい。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
 前期は、金融業務、金融機関の収益とリスク管理、不良債権問題とは何かといった金融の基礎的な事項や概念について、項目3のテキストおよび配布プリント・DVD等を材料に議論していく。それを踏まえて、適宜の短めのレポートを提出してもらう予定。
 後期は、銀行収益の実情や、銀行経営の基本的な概念について、プリント等を材料に議論し、経営戦略を評価する問題意識・視点を身に付ける。それを土台として、各自が関心を持っている銀行を自由に取り上げ、その経営戦略についてインターネット等の情報を活用して、経営コンサルタントになったつもりで事例研究(=ケース・スタディ)を実施する。その成果について、経営トップに報告するつもりで、グループ毎にプレゼンテーションを行う。