Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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演習 II 髙島 正之
選択  2単位
【経済】 10-1-1110-0665-04

1. 授業の内容(Course Description)
 日本の企業数の99%、労働人口で言うと70%以上を占める中小企業は、高度成長期以来今日まで日本経済を支えてきたが、今後も日本の持続的成長を下支えしていく重要な役割を持つ存在である。一方で日本を取り巻く経済環境も、グローバル化の進展、BRICS諸国や発展途上国の技術力向上、M&Aによる企業統合・再編、IT技術の進歩、などにより、急速に変化しつつある。このような状況下日本の中小企業が今後とも成長を続け、雇用を維持していくためにはどうすれば良いのだろうか。このような課題につき、現場の実態を踏まえながら、ゼミ学習やフィールドワーク(企業訪問など)を通じて解決策を考える。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 中小企業研究により中小企業を知る。具体的には、中小企業、ベンチャー企業、の定義、歴史、役割、について学んだ上で、フィールドワークも行いながら、それらの組織のマネジメントや、政府や金融機関などの支援策について理解する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 ① 評価は中小企業についての理解度に加え授業への出席と、ゼミへの貢献度を重視する。合宿への参加は義務とし、参加の有無を評価に加える。
 ② 教室では積極的な意見表明、プレゼンなど「前へ出る力」と、個々の問題につき「考え抜く力」を養い、フィールドワークと共同研究により「チームで働く力」をつけることにより、社会人としての基礎力も養成するが、その三つの力の成長度を判定し評価する。
 ③ 適宜課す中小企業論レポートと共同研究レポートの内容を評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキストは追って指定するが、参考文献として中小企業白書は授業開始前に読んでおくこと。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 平素から情報収集に努め、思考力を養うとともにレポートや口頭での発表能力を強化してもらいたい。いつでもどこでも、挨拶、5分前集合、クイックレスポンス、クイックアクション、を忘れぬこと。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 合宿成果取りまとめレポート作成
【第2回】
 グループ研究論文発表会
【第3回】
 企業人講演その3
【第4回】
 個人研究テーマ設定
【第5回】
 企業人講演その4
【第6回】
 セミナー等参加報告会
【第7回】
 グループ討論
【第8回】
 グループ討論
【第9回】
 企業人講演その5
【第10回】
 企業人講演その6
【第11回】
 業界研究(製造業)
【第12回】
 業界研究(サービス業)
【第13回】
 業界研究(流通業)
【第14回】
 個人研究論文発表会
【第15回】
 個人研究論文発表会
 注:上記授業の計画詳細は変更の可能性があるので、オリエンテーション時に確認すること。