Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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日本の中小企業 II
(中小企業論 II)
髙島 正之
選択必修  2単位
【経済】 10-1-1110-0665-10

1. 授業の内容(Course Description)
 日本の企業数の99%、労働人口で言うと70%以上を占める中小企業は、今後の日本経済の持続的発展のため欠かせない存在であるが、経済のグローバル化やIT化、M&Aによる企業統合などの進展に伴い変化しつつある大企業の経営戦略の影響が中小製造業の受注にも及んで来ている。その対応はどのようにすればよいのか?また、GDPの70%以上を占めるようになってきたサービス業に属する中小企業群も、効率向上のため、今後の経営革新が必須となってきている。特に地方経済の低迷のため、地方の中小サービス業の経営は苦しくなるばかりだが、その対応策は?一方で、ベンチャー待望論が唱えられて久しいが、日本のベンチャー企業の伸びは未だ低い。第2のホンダ、ソニーのようなベンチャーの登場による日本経済の活性化が望まれるところである。このような中小企業やベンチャー企業の現状の諸課題を抽出し、その解決策を学生諸君と共に考えて行きたい。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 中小企業、ベンチャー企業、の定義、歴史、役割、について学んだ上で、そのマネジメントと支援のあり方についても理解する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席回数を基礎点とするが、評価方法詳細についてはオリエンテーション時に説明する。授業開始後15分経過したところで入口を閉鎖し、以後の入室は認めない。また、授業中の私語は厳禁、受講態度の悪い者には退室を命じることがある。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 教科書は『現代中小企業論』(高田亮爾他編著、同友館発行,初版)を使用する。
 参考文献としては『中小企業白書』2010年版を活用すること。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 平素から新聞を読み、国内外のニュースを聞くことで知識や情報収集能力を高めて、思考力を養うと共に、文書や口頭での発表能力を強化してもらいたい。また、グローバル社会に生きる人間として国際感覚を身につけて欲しい。
 社会常識と礼儀、倫理感を備え、卒業後は自分が社会を支えて行こうという気概を持った人物に是非出会いたい。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション
 その際改定授業計画についても説明する。
【第2回】
 中小企業の現状
【第3回】
 中小企業の問題点(外部環境)
【第4回】
 中小企業の問題点(外部環境 その2)
【第5回】
 中小企業の問題点(内部能力)
【第6回】
 中小企業の問題点(内部能力 その2)
【第7回】
 中小企業の課題抽出
【第8回】
 中小企業の課題抽出 その2
【第9回】
 課題解決策の立案
【第10回】
 課題解決策の立案 その2
【第11回】
 ベンチャービジネス その1
【第12回】
 ベンチャービジネス その2
【第13回】
 ベンチャービジネス その3
【第14回】・【第15回】
 まとめ