Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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日本の時事経済 II
(日本経済論 II)
川本 敏
選択必修  2単位
【経済】 10-1-1110-0755-10

1. 授業の内容(Course Description)
 日本経済の動向と特質を時代の変化のなかでとらえる。すなわち、高度成長、石油危機、バブル形成と崩壊、構造改革、世界同時経済危機まで、その発展・危機・再生のプロセスと要因を今日の視点から明らかにするとともに、現政権の経済政策課題を明らかにする。併せて世界経済と日本経済の将来展望をおこなう。
 これにより、日本経済の適応力と対応力、創造力等について、世界経済の潮流変化の中で学び、日本経済の持続的な発展のあり方、将来展望、政策対応を身近なものとして捉える。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 日本経済をめぐる主要課題を学び、今後の日本経済の展望、あり方を自身のこととして考える。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 期末試験・小テスト70%、出席状況30%の割合で総合評価を行う予定。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 『最新 日本経済入門(第3版』小峰隆夫、日本評論社(2008年)
 『日本経済読本(18版)』金森 久雄 他、東洋経済新報社(2010年)
 『経済白書で読む 戦後日本経済の歩み』土志田 征一、川本 敏ほか、有斐閣選書(2001年)
 『高度成長の時代』香西 泰、日経ビジネス人文庫(2001年)
 『経済再生の条件』塩谷 隆英、岩波書店(2007年)
 『なぜ世界は不況に陥ったのか』池尾和人、池田信夫 日経BP社(2009年)
 必要に応じ、プリントを配布する。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 新聞、雑誌、テレビ等の経済関係報道は生きた教材である。経済関係の社説を読むなど何か1つを継続することは極めて有益である。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 財政再建と中期財政計画
【第2回】
 経済成長戦略の策定と実効性
【第3回】
 高度成長の終焉
【第4回】
 石油危機と適応力
【第5回】
 円高とバブル
【第6回】
 バブルの後遺症
【第7回】
 構造改革の時代
【第8回】
 世界経済危機からの再生、教訓
【第9回】
 アジア経済の発展と日本経済
【第10回】
 資源・エネルギー・食料の確保と日本経済
【第11回】
 低炭素社会の構築と日本経済
【第12回】
 消費税アップ、マニフェストと政策整合性
【第13回】
 国際金融の変化と世界経済の展望
【第14回】
 日本経済の将来
【第15回】
 まとめ