Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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日本と国際経済 I
(国際経済論 I)
杉浦 史和
選択必修  2単位
【経済】 10-1-1110-1576-01

1. 授業の内容(Course Description)
 この講義は、私たちの日常生活と密接に関わりのある様々な経済事象について、世界経済との結びつきに着目しながら理解を深めることを目的としている。講義の対象者は、世界経済の動きを理解したいと願っているすべての学生である。日々のニュースで流れる「円高ドル安」は私たちの生活にどのような影響があるのか、特に、日本経済が円高に弱いように見えるのは何故か、こうした基本的な疑問が解明できるように、関連するテーマについて勉強する。
 主なトピックは、前半では、いわゆる「グローバル化」に関わる諸問題として、貧困・格差、環境、食糧、エネルギー等の切り口で解説しながら論じる。後半は、世界経済のなかで重要な位置を占めている諸国・地域を取り上げて、その諸相を学ぶ。
 基本的な経済学のロジックをつかみ取って、これからの人生に活かしてほしい。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 世界経済を司っている貿易や金融に関する基本的なルールを理解できること。また、世界の主要経済国の特徴を理解できること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席点30点、期末テスト70点。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:東京経済大学国際経済グループ著『私たちの国際経済 見つめよう、考えよう、世界のこと』
 参考文献は適宜指示・配布する。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 この講義は板書による説明を柱としています。授業ではできるだけ前列に座るようにして下さい。また日常生活のなかで、新聞・雑誌などに載っている関連記事に目を通しておくことを希望します。質問は授業中でもそれ以外でも歓迎します。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 授業案内・オリエンテーション
【第2回】
 国際貿易 世界の取引や決済のルール
【第3回】
 国際金融 金融のグローバル化と通貨危機
【第4回】
 多国籍企業 国境を越える企業
【第5回】
 経済統合 地域化する世界経済
【第6回】
 貧困と開発 格差のない世界に向かって
【第7回】
 人口と食料 飢餓からの脱出
【第8回】
 地球環境問題 地球は暑くなっている
【第9回】
 アメリカ合衆国 超大国の軌跡
【第10回】
 ヨーロッパ どこへゆくのか?EU経済
【第11回】
 日本 戦後復興からグローバリゼーションへ
【第12回】
 アジアNIEs 工業化を達成した東アジアの国々
【第13回】
 アセアン 成長する東南アジアの国々
【第14回】
 中国 改革,開放で世界の工場へ
【第15回】
 ロシア 「大国」復活をめざして