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授業の内容(Course Description) |
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観光経営学は、観光供給を担う各種事業活動(=観光事業)の全貌を、経営学の枠組みと理論を援用しながら明らかにする科学である。その目的は、観光経営の現場における問題の所在、諸問題の解決に資する方策、観光のさらなる振興に寄与する事業創造の基礎となる知識・技能・経験を明らかにすることである。 本講義の目的は、同じ担当者による学部の講義である「観光経営学」および「宿泊事業論」の内容を紹介し、院生向けに講義内容を進化させながら、院生諸君の観光経営研究への関心を引き出すことにある。 授業の実際は、まず担当者が基礎的な考え方を提示し、その後は履修者との質疑応答を交えて、演習形式により授業を進める。 観光経営学特講 I と観光経営学特講II は連続した講義であるから、 I とII を連続して履修してほしい。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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観光事業やホスピタリティ産業の経営について学ぶことによって、現代の経営が直面する諸問題とその解決の基本原理、さらに今後の課題等について理解を深めてほしい。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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授業への出席、質疑応答への積極的な参加、期末に提出を求める講義内容に関連させた任意のテーマについてのレポート、これら3点の評価を総合して最終評価とする。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは特に指定せず、プリントを配布し、参考書は適宜推薦する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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マーケティング、人的資源管理、財務管理等、幅広い視野を養ってほしい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ホスピタリティとホスピタリティ産業の概念 【第2回】 宿泊産業の発展① 「宿の時代」 【第3回】 宿泊産業の発展② 「グランドホテルの時代」 【第4回】 宿泊産業の発展③ 「コマーシャルホテルの時代」 【第5回】 宿泊産業の発展④ 「プラザホテルの時代」 【第6回】 ホスピタリティ産業の経営特性 【第7回】 「経験経済」の時代とホスピタリティ経営 【第8回】 ホテル産業の事業スキーム 【第9回 ホテル産業の業種・業態 【第10回】 ホテル経営の業態(ビジネスモデル)① 需要サイドの規定要因 【第11回】 ホテル経営の業態(ビジネスモデル)② 供給サイドの規定要因 【第12回】 「多機能型都市ホテル」の業態特性 【第13回】 「宿泊特化型ホテル」の業態特性 【第14回】 「観光旅館」の業態特性 【第15回】 秋学期の復習
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