1. |
授業の内容(Course Description) |
|
国際法一般に言えるかもしれませんが、国際経済法ほど日常の生活では感じにくいものでありながら、我々の生活の基盤になっているものはありません。日本は通商国であり、国際経済法という枠組みにおいてしか生きることのできない国です。秋期においては、国際経済法において特に貿易を規律するWTO、ならびに国際金融法と国際投資法を説明します。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
①国際経済法の基礎知識の習得 ②国際経済法に関する報道への関心の促進
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
出席点が50点、WebCT試験が50点です。通常の授業ならびに土曜日補講に出席しない限り、単位は取得できません。 また、WebCTは宇都宮キャンパスのLT開発室が管理しているe-learningシステムです。このシステムには授業で使用したパワーポイントファイルをアップロードします。また、このシステムで試験を実施します。 WebCTを使用するには学内LANのパスワードが必要です。学内LANのパスワードを取得していない学生及びパスワードを忘れてしまったという学生は、8号館1階の情報処理センターで、できる限り早くその手続きを行ってください。WebCTのURLは以下のとおりです。 https://webct.teikyo-u.ac.jp/webct/entryPage.dowebct
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
経済産業省の「2009年版 不公正貿易報告書」の第二部と第三部を用います。こちらからダウンロードできます。 http://www.meti.go.jp/report/data/g90527c01j.html またWTOの判例に関しては、以下のものを用います。 『ケースブックWTO法』(有斐閣、2009年)、3,000円+税 条約集については後日にお知らせします。また日本経済新聞の購読を強く勧めます。
|
5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
学生諸君には好奇心をもって参加してほしいと思います。また第1回目のオリエンテーションで、授業のスケジュールと単位の取得方法などを説明するので、必ず出席するようにしてください。なお、2回目以降は個人的にオリエンテーションのことを聞いてきても、私は答えませんので、その旨理解しておいてください。
|
6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 オリエンテーション 【第2回】 サービス貿易 【第3回】 知的財産の国際的保護 政府調達 【第4回】 地域統合 【第5回】 日本と地域統合 【第6回】 秋期前半のまとめとWebCT講習会 【第7回】 国際経済法と非貿易的価値 【第8回】 WTOの紛争解決 一方的措置 【第9回】 競争法の域外適用 【第10回】 国際金融制度 【第11回】 国際投資保護(1) 【第12回】 国際投資保護(2) 【第13回】 安全保障に基づく外資規制 【第14回】と【第15回】分の授業は、土曜日補講として「金融危機」を説明します。
|